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R.U.K.A.R.I.R.I | 過去作品「Reload. MoMoTaRo. ~桃太郎だよ?なのはさん~」②
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2009.10.18
サークル活動再出発ということで
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第二弾





「Reload. MoMoTaRo. ~桃太郎だよ?なのはさん~」

内容;タイムリープ桃太郎


※童話:桃太郎とは作中の中身とまったく関係のない場合があります。それをもとしたという程度です。
※ このSSには暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています。
※ そういう表現が嫌いな方にはあまりお勧めできない内容となっていますので、ご注意ください。

その②

何もない暗闇の中を二つの光がどこかへ向けて歩いていた。それは何度も何度も繰り返されたこと、そして本人たちは決しておわりがくることがないだろうとさえ、僕は思っている。
「全てがおかしいと思うのなら、そうなのかもしれない。私が変えてしまったから。だけど、なのはママは本当のママじゃない。私のママはどこなのだろう?」
 少女がそう、僕、ユーノ・スクワイアに泣くのをこらえて笑いかける。
僕は君の母親はしらない、違うことなら知っているが。
そもそも、はじめてあったときから彼女の容姿は幼い姿であった。一人で一体何年のときを過ごしてきたのであろうか?
その気になれば別次元、別世界にいけるということを以前聞いたことがある。彼女は、この次元の人間であるのだろうか?僕もそうなのだろうか?
なぜ、こうまでしてなのはに執着するのだろうか。
「……」
何百年のときを君の使者として動いているが本質は未だにわからない。ただ、わかるのはこの命はわが王---------のために尽くすということだけだ。それはかつて愛した女性を殺した罪を償うためでもある。
殺さなければならなかった。彼女は狂ってしまったから僕は何度も何度も彼女の胸にナイフを突き刺した。動かなくなるまでそれは止まらなかった。なぜか、彼女は心臓が止まっても動くことをやめようとしないのだから……
それこそ、僕は細胞にするくらいの気力で彼女をさす以外にとめる手段はなかった。狂わせたあいつも僕が殺したが、それは一人ではできなかった……そう、わが王に出会わなければ……
だから、僕はついていく。
例え……何かが間違った道を進んでいようと、世界を全て壊そうと、かつて同じ顔をした人をまた殺すことになろうと。それが、創造主の望みとあるならば僕は終わるまで償いをせねばならない。
僕がした罪であり罰。
「ユーノ知っている?力だけなら私が簡単に与えられる。でも、ひとつだけ私が簡単には与えられないものは……」
 いつものように彼女が笑いかける。それが、この闇のいつものおわりの合図。
 何年、何十年と問いかけられてきた答え……
「……!」
 いつものようにその声は、この空間から出る衝撃でかき消され君へと届くことはなかった。

× × ×

 僕は命じられるままにクロノが眠る岩の前へときている。僕の腕の中には一人の赤ん坊が気持ちよさそうに寝息をあげていた。
 この娘が、この時代の幕を閉じるための鍵。
 そして、これがおそらくここにくることになるだろう最後。
「ひさしぶりだね、クロノ」
 クロノがいた岩が突如として消え、クロノは何も言わずその場に立っていた。クロノは未だに覚醒しておらず立ったまま寝ている状態であるのだ。
「今回は、特別でね。君の意志、性格さえも少しいじらせてもらうよ。悪くは思わないで、といってもクロノはあの人が……いや、いいか」
 ユーノは、赤ん坊を近くに寝かせると両手をクロノに向ける。
「……!」
 ユーノが何かを唱えると、その手から何かがクロノに向かって飛んでいった。
 それから数分後、クロノは何事子もなかったかのように赤ん坊を抱きながら目を覚ます。
「おはよう、クロノ」
 クロノに笑いかけるユーノ。
「うーん、誰だい。君は?」
「僕は、ユーノ。君の道を示すものさ、そしてその赤ん坊は?」
 ユーノが指をさす。
「フェイト……テスタロッサ」
 それに答えるクロノ。
「そう、そのとおり。それじゃぁ、またね」
 確認は終わった、ここにいる意味はもうない。
「ま、まて!お前は誰なんだ!」
 クロノがのばした手はユーノへと届くことはなかった。クロノが手を伸ばしたときには既にユーノの姿はその場には存在していなかったからだ。
「……目撃者は全てデリートか」
 ユーノの足元には、6,7歳ぐらいの年齢に見える少女が息絶えている。その子供はユーノがしていたことを静かにたまたま覗いていただけだっだ。
「この手で何人の命をとってきたのか、もうわからないな」
 少女の遺体を魔法で隠すとその場から歩き始める。
「これで、また一人僕の存在を知るものがいなくなるのか……」
 ユーノはさびしそうな顔をしてその場を去った。

× × ×

むかしむかし、あるところに、はやてとヴィータが住んでいました。
その時代は、ユーノが去った時代から数十年過ぎた時代のことでした。ヴィータたちはただ、何事にも巻き込まれず。また、自分たちも巻き込まれないとするためとして村から離れた遠くの場所で住んでいました。
ただ、幸せであるために。
ただ、平和であるように。
ただ、生きていくために。
そう、願ったはずなのに運命は決して二人を逃がそうとはしなかった。
それは、あの子供。
桃から生まれたピンク色の魔法陣をもつ、あの子供が現れるまでは……
ヴィータは、その子供が生まれた瞬間になぜか寒気を感じていた。
それは、これから起こることへの恐怖なのか子供がもつ力の影響をうけたのかはそのときのヴィータはわからなかった。
ただ、なのはがしたあの事件後から考えるとそれは間違いではなかったと時が終わるときに思い返すのであった。
寒気はヴィータが感じ始めたときから死ぬまで感じ続けることになるとは、なのはを見つけたときには考えてもいなかった。
必然、この世に奇跡なんてない。必ず決められた何かがある。その何かがきっと、なのはを見つけることだったに違いないと、ヴィータは息を引き取るときに悟った。
 
× × ×

 ヴィータはいつものように趣味であるゲートボールの練習ために近くの川へとでかけていると、何かいつもと違う空気の流れを感じた。
 それは、魔法の力。魔法を使うと魔法を使えるものにはわかる空気の流れがあるのだ。
「あんだ……これは、私と同じ魔法の力……まさか!?あいつらがここまで!?」
 しかし、周りをよく観察しても人の気配はおろか動物の気配までなかった。
「おいおい、まさかあれか……空を飛ぶ桃ね……フライング・オブ・ピーチ?辺境まできたから目でも悪くなったのかな……」
 ありえないものを見たためか、思いっきりヴィータは頬を叩いた。
「痛い……つまりは、やっぱり本当のことか?」
 疑い深く目をこすったり、頬を叩いたりするが空を飛ぶ桃は目の前から消えることはなかった。
「いたひ……」
 何十、何百と頬を叩いてしまったため頬が赤く染まってしまった。
「なっ!?」
 急に飛行速度があがったと感じた桃は、徐々にヴィータの方向へとまっすぐに飛んでくる。
「え、ちょっと!くんなって!」
 その場から離れようとするが加速した桃は突如としてヴィータの目の前で停止した。何を思ったのか桃を思わず触るヴィータ。
「あんだこいつ!?手からはなれねぇ…!?」
 ヴィータはくっついた右手の桃を左手で取ろうとすると一向にぬけそうになかった。
「しかたねぇな……!」
 ヴィータは、人とは違う力<魔法>を右手から左手に注ぎこむと同じように力を込める。
「ちっ……これでもだめなのか……しゃあないな、めんどくさいけど家にもっていくしかないな」
 しかし、先ほどと同じようにまったくもって変化はそこにはなかった。腕を揺らせば落ちるかなという甘い考えで手を回していたがやはり結果は同じで何も意味はなかった。
仕方なくヴィータは、桃をくっついた状態で持って帰ることにした。
「まぁ、別に見られるわけでもねーしな」

× × ×

 家に入ると、なぜか桃は意志があるのか魔法を放つときと同じような色を纏いながら手から離れ勝手に台所へと飛んでいった。
「なんていうか、不気味だなこれ。私にも力はあるけど、使ってないし、そもそも力の使い方が違う。それに……」
 桃は異端の力、人にはない力を使っても手から離れようとしなかった。そして、桃は力の放つ色が異なるのだ。
ヴィータは赤色、桃はピンク色の光を放ちながら、台所を右に行ったり左に行ったり浮遊していた。
「…ん?ヴィータかえったんか?」
「うん、あ、はやては寝てていいよ。体調が優れないんでしょ?」
「あー、うんそうやけど。なんかこう胸の奥がざわついてるんやけど。なんかヴィータ心当たりあるか?」
「たぶん、あの桃じゃねーかな」
 ヴィータははやてに指で台所の方を見るように指示する。
「うわぁ、すごい桃やね。天然記念物かなんかや?」
「いや、普通にこんなのは育つことはねーと思うぞ」
「そかぁ……!?」
 突如として桃は光を放つと独りでにその皮を剥ぎ、身をさらした。
「にゃぁ、にゃぁ」
「なっ!?」
 桃の中には一人の赤ん坊が泣いていた。
「!?なぁ、赤ん坊って……こう生まれるんだっけ?」
 ヴィータはおそるおそる空中に浮かぶ桃の中から赤ん坊を抱きかかえる。
「そんなことはないな。みんな女の人からうまれるもんよ」
 ヴィータの腕の中の赤ん坊をやさしく撫でるはやて。
「だよなぁ、それになんか産声がへんだし……何か特別な子供なのか?」
「わからない。そや、この娘に名前をつけんとな。ヴィータいい名前何かある?」
 はやては、赤ん坊をあやしながらヴィータにたずねた。
「うーん……魔王ルシファーってのはどう?はやて」
 ヴィータは困りながら、直感的に感じたことをそのままはやてに言った。
「いやぁ、ヴィータ。女の子にその名前はどうかと思うよ」
 笑いながらヴィータの頭を叩くはやて。
「そうかな、そんな顔してるからぴったりだと私は思うんだけど、それに何かへんな感じがする」
 禍々しい。ヴィータは赤ん坊が生まれてきたとき一番にそう感じた。
 どうして、生まれたばかりの子供がここまで力を持ち何かを怨んでいるかのようなプレッシャーを感じさせるのかと。
「またまた~そやね……ここはなのは。なのはにしよかこの娘の名前」
「わかった。はやてがそういうのならそうするよ」
 何か納得がいかなかったけど、ヴィータははやてに同意した。
 そんなことを気にしてるのか気にしていないのかなのはは、笑いながら指をくるくると回している。 その指先では、かぼちゃやレタスなどが指の動きと同じように回っていた。
「魔法か……私たちと同じようなものか……ここにくることはやはり必然だったのかもしれないね、はやて」
 桃があんなのだったし、当然だなという感じにヴィータは感じた。
「忌み嫌われて鬼とまで罵られて、はずれまで引っ越した私たちの希望となるか絶望となるか、そんなことをやってくれそうな子や、きっと」
 はやては、何かたいせつなものを見つけたかのようになのはの頭を撫でていた。母親というのはこのことをいうのだろうとヴィータはそのとき思った。
「鬼か……なぜ、私たちはこうまでして残酷な世の中に生まれてくるのだろうか……」
 ヴィータは、何かを思い出すかのように、その場を立つとはやてになのはを手渡す。
「はやて、そのこのことちょっとお願いね」
 そういうとヴィータは廊下にでるとちょこんと顔を少し出す。
「あぁ、えぇよ」
 了解を得たヴィータはそのまま自分の部屋を目指しゆっくりと歩き始めた。具合が悪いはやてに赤ん坊の世話を任せるのは申し訳なかったが、少し昔のことを振り返ることにした。 
「クロノ……」
 そう、あいつがくるまであそこは平和だった。
……あいつが来なければ……いつまでもきっと幸せだった。
 と、いってもどちらにしろ世の中は荒んでいた。弊害っていうのは何事からでも生まれる。些細なことからでも人を馬鹿にしたりする。そんな弊害から逃げるため、力があるものはある場所に集まり一緒に生活をしていた。逆にないものはないもので集まり一緒に生活をした。
 人はいう力があるものが集まった場所を、鬼ヶ島と呼んだ……。
 私からいうと、あそこから見えた世界のほうが鬼の島だった。
 力、私たちは魔法と呼んでいる。何でもできる力、けれども魔法が使えないやつもほぼ同等の力をもっている。
 いわば、現実は闇の世界。昔はもっと安全でよかったという。これが、技術が発展するということなのか。何事も便利になるとおかしくなる。机にしまってあるナイフを取り出す。
このナイフ。
 ものを斬るためにうまれたもの。使い方は間違えなければ危ないものではない。しかし、今ではこれは鬼を解体する道具として技術を発達させてきた。
 過去、鬼と戦うたびに蓄積されたものを元に作成、鬼に劣らないようにそして、確実なる死を鬼に与えるために。
 私は、そんなことを関係なしに使っているがはやては何を見てきたのかナイフを見ると怯えてしまう。だから、彼女の前では決して使うことは許されない。
「ずいぶんと、世界は甘くなったものだ」
 そう、初めて現れたクロノは私たち魔法を持つものに言った。
 最初、何を言っているのかわからなかった。
 来たばかりの人がいうことではないと私は思う。
 理由は人それぞれ、ここにきた人はそれなりにつらい思いをしてきたはずなのにどこかあいつは違った。 まるで、今までの世界を見てきたかのように自信満々にそういうのだ。
 最初にあいつに対して思ったことはひどい。そして、寒気。
 ただ、それだけだ。
 あいつのやっていることはただの殺戮。敵味方関係なく、それは行われる。
 公開処刑、闇討ち、裏切り、首切り、誘拐。
 だが、なぜか彼を慕うやつも多かった。それは狂ってしまっていたからそうとしか言えない。
落ち着きあった人との関係になぜこうまでして、狂わそうとするのか不思議に思う。
当然ながら慕うやつと違い私とはやてのように反感をもつものも大勢いた。なぜ、こうまでして私たちがクロノからにげたのか……
 それは……
あいつは反感をもつ者を目の前で次々に殺していったのだから……
それこそ、疑いのあるやつ、関係ないやつも含めてだ。 そのため、反感をもつもの、クロノに忠誠をちかわねぇやつは徐々にというか一気にへった。
 みな殺し。確かにそれが皆をまとめるのが早いのかもしれない。
 恐怖、威圧による支配。とても正気じゃない。均等をなんとかともっていたのをわざわざ自ら介入することをあいつはしたんだ。
 その行為に何か違和感を感じたはやてと私は、朝早くに見張りをやりきってこうして人からも鬼からも遠く離れた遠くの山付近へと逃げてきたのだ。
 そういえば、はやてとはいつどこでであったのだろうか?覚えていない。気にした事もないしこれから気にする必要もないことだろう。
「さてと、いつまでも考えているなんて私らしくないな」
 机の中に同じようにナイフをしまうとはやてたちがいる台所へと戻っていった。

× × ×

なのはと名づけられた赤ん坊は一週間足らずで見た目は立派な女性へと成長した。
「はやて、成長が異常とか思わないか?」
 ヴィータが寝ているなのはの顔をつつく。
「別にええやない?私は楽しいほうがええよ。それにこのこがきてからなんか起こりそうでわくわくがとまらないんや、まぁ私の身長を抜かされたのはちょっといややけど……」
身体は大きいのにまだ心は子供なのかはやてのひざの上で気持ちよさそうになのはは寝ていた。
「はやて……成長がはやいのと楽しいことはすっっっごく関係ないと思うよ」
「そうかな?」
 あははと笑いながらほっぺたをかくはやて。
「そうだよ……!?」
 突如として、眠っていたなのはと目があうヴィータ。その目からは、いつもの暖かさは感じなかった。
「あぁ、なんて愚かなんだろう……」
 突如としてそう呟いたなのはは、はやての膝元から消滅した。
「えっ!?」
「な!?」
 突然のことであわてる二人。あたりを見渡すと、なぜか入り口になのはは立っていた。
「あのね、夢を……夢を見ていたんだ」
 なのはの目から大量の涙がこぼれ始めていた。
「何か思い出した気がする。私は、何回も死んで蘇ってきたそんな感じがする」
 なのはは、寝る前とは違ってどこか別人のように感じられた。
「それは……」
 そういって、なのはが見た過去のできことだと思われる夢をはやてたちに話し始める。内容は曖昧でなく繊細なものであった。まさにそれを体験してきたかのようになのはは話す。
 ヴィータ、はやてが知っている過去の出来事をなぜかまだ話してもいないなのはが口にしたことでこの事実を信じないわけにはいかなった。それが例え、悲しい記憶、つらい記憶であったとしてもだ。
「それが、どうして桃で生まれ成長が早い理由というわけか……」
 腕を組みながらうーんとうなるヴィータ。
「そして、この世界でも私がやることは変わらないんだきっと……クロノ……彼と戦うためにきっとここにいる」
「クロノ?なるほど……そうなると、なのはちゃんがいってることは正しいのかもしれないな」
「げっ、はやてはこいつが言ってること信じるのかよ?まぁ、しゃべってない過去を知っている時点で信じるに値するんだろうがな」
「まぁ、そういうなやヴィータ。成長スピードが速すぎるし、これが真実なのかもわからんよ。いわゆる、クロノを倒すために生まれた救世主」
「あはは、残念だけど。私はクロノとは相打ちにはなったことあるけど、倒したことないんだよね」
 涙を指でふき取るとなのはがそういう。
「でも、記憶があるのは今回がはじめてとちゃうの?」
「そうだね……過去の私を思い出すと、一回として記憶を継承したなんてことはなかったかな」
「ふぅーん」
 何か不満があるのかヴィータは顔を背ける。
「いきなりだけど、記憶が失われないうちに私はクロノの元へと行こうと思う。彼が完全によみがえる前に」
「あー、もう復活してるかも知れねーぞ。そのせいで私たちがここに住んでるんだからな」
 頭をかきながらなのはの方を向きなおすヴィータ。
「そっか、じゃぁもうどこからでも問題はないんだね!!」
 顔つきが変わったなのはの左手に突如として一本の刀が現れる。
「それが、なのはちゃんの魔法か?」
「うん、魔法じゃないんだけどね。不思議なフェレットにもらったこの力は、鬼を殲滅することができるんだ」
「フェレット?ねずみみたいのか?」
 心当たりがあるのかヴィータが尋ねる。
「そうだよ?」
「うーん、そうか……じゃぁ、私たちもなのはが入りやすいよう色々とできる限りの工作をしておく」
「うん、色々とありがとうね」
「記憶が戻ったといっても、私たちは家族みたいなもんやから、終わったらまた一緒に住もうね」
「うん♪じゃぁ、いくよ」

☆ ☆ ☆

「ってか、なんか話の飛びが早くないか?」
 頭を傾けるヴィータ。
「元々、童話っちゅうのははやいもんや」
「そ、そういうものなのか…」
「桃太郎という話は、生まれて大きくなって仲間が集まったと思ったら鬼を倒しておわっちゃうで、ついでにお宝を強奪やあああちゅー話なんやよ」
「まぁ、そのほうがわかりやすいからだろう」
「それはどうかな!?」
「何がいいたいのフェイトちゃん?」
「い、いやあのね……私の出番がこないから……ちょっとね……」
 フェイトが指をもじもじさせる。
「大丈夫だよ、フェイトちゃん。私がいるもん。私がずっと守るよ」
「なのは~」
 抱き合う二人。
「いやぁ、なんかこいつら話がかみあってねーようなきがすっぞ」
「まぁ、いつものことだからほっときーや、ヴィータ」
「そうだね、はやて」
「で、話は戻るけど、つまりは桃太郎がなのはちゃんちゅーことは、これからオトモアイ……ちがった、猿と戌と雉の仲間とであっていよいよ、鬼のボスクロノを倒すわけや」
「にはははは、じゃぁこれから私が一気に活躍しちゃうんだね」
「クロノは何してるんだろ……あとでエイミィにいっておかないと」
「あはは……」
 フェイトが真顔でそんなことを口にしたのでなのはは少し戸惑った。
「なのはちゃんは、もはや主役?というかわからない位置づけだよね。この作品」
「とりあえず、この会話事態。物語にまったくかんけぇねーと私は思うんだけど……」
「そこは、まぁ作者のきまぐれなんでしょ」
「何、その作者権限を行使するみたいのは!」
 ヴィータがなのはに押さえられながらじたばたする。
「むふふ、暴れるヴィータちゃんは私とちょっとあっちで遊ぼうか」
「い、いやだああああああああああああ」
「あ、なのは私も~」
「じゃ、私も~いくでー」


その③へと、続く
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