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R.U.K.A.R.I.R.I | 魔法少女リリカルなのはVAV 第一話「決意の兆し」③
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2009.10.31
2009/10/31 一部修正

魔法少女リリカルなのはVAV
~魔法の誘い~

それは、一人の少女の母親を探す物語。
力がないのがいやだった。
力を得た少女が最初に立ちはだかったのは
母親の失踪
少女は、母親を探すことを決意する。

第一話 ③

× × ×

ミッドチルダの首都クラナガンのとある場所に存在する高町家では、いつもと同じように高町家のホームキーパーであるアイナ・トライトンが高町ヴィヴィオの部屋へと向かっていた。
それは、ヴィヴィオを目を覚まさせることと洗濯物を集めにいくためだ。
「ヴィヴィオ、ほら、おきてヴィヴィオ。学校に遅れちゃうよ」
ヴィヴィオの部屋に入るとベッドの上では気持ちよさそうによだれを垂らしながらヴィヴィオが寝息をたてていた。
「―ん……ママの胸はどうしてやわら……」
「ほら、今日も早いんだから起きましょうね」
アイナが布団を勢いよくめくってもヴィヴィオは変わらず眠たそうにベッドの上をくるくる動いていた。
「また、寝ぼけて……そうそう、後でちゃんと授業のほうは見に行きますからね。それとお昼ご飯にはたくさん好きなものいれておきますからね♪」
アイナはそういうと笑顔で部屋から出て行った。
「うーん、眠い」
ヴィヴィオはまだ眠いのか右手で目を擦りながらきれいにたたまれた服を着るために、服を脱ぎ去った。
「うっん!?」
 脱いでいる途中あるものが目に入った。
「ヴィヴィオ、ごめんね。今日も朝早くに……」
それは、ヴィヴィオの親である高町なのはが書き残したメモである。ヴィヴィオはいつものことだとなのはが残してくれたメモを大切に机の引き出しにしまった。
机の中には、同じようなメモが何百ときれいに冊子となって保存されていた。
アイナが起こしてくれたことにより、ある程度こうなっていることは予想していたことである。
なのはは忙しい。
それはわかっているけど、いつでもどこでもそばで顔を見たい。できることなら朝一番になのはの顔をみておはようといいたい。
子供であるなら母親の顔を見たいのは当然だ。
でも、ヴィヴィオはわがままをいうことはなかった。
機動六課解散後は、ヴィヴィオたちが住んでいる家から仕事場まである程度の距離があるので早く起きなければいけないことは誰もがわかっていることでヴィヴィオは何もいえなかった。
それも関係あるが、元々なのはは仕事が近かろうが遠かろうが朝早くから準備をすることは変わりようなかった。
「ママ……」
ただ、そうぼやくぐらいしか今のヴィヴィオにはできなかった。
ヴィヴィオは、初等部に通っているが、ゆりかごの経験を経て高校生程度の知識、あるいは知能を得ていた。そのせいか、クラスメイトからは大人っぽいとよく言われている。
といっても、中身はやはりまだまだ子供であることには変わらなかった。
(よし、いこうかな)
気合をいれたヴィヴィオは身体を伸ばすとそのまま居間へと向かった。
「君に、届け~勇気のパワー♪」
居間へと到着するとテレビからツインテールで結ばれた紫色の髪が彼女の動きにあわせるように上下にリズムよく揺れていた。その歌っている曲は、最近よく聞く曲で新人歌手の中で人気がある女の子の曲である。といってもミッドチルダでのみの人気の歌手であるため、他の世界ではまったく知らない人である。世界は広いという意味でもある。
クラスでもこの女の子の話題がよくあがるが、ヴィヴィオはこれといって特別に関心を持っていなかった。
それはヴィヴィオがそのことよりもなのはに誓った強くなるという言葉通り、強くなることへ一直線にがんばろうとしていたからだ。単純に、今はほかが目に入らない時期なのかもしれない。
「ヴィヴィオちゃん、おはよう」
 アイナがヴィヴィオの顔を見てすぐそういう。
「うん、おはようございます。アイナさん」
いつもと変わらない日常。
あの事件以降ヴィヴィオはこうして平凡に暮らしている。何にも不自由なく学校へと通って、魔法の勉強、歴史の勉強を行える。ただひとつ、なのはやフェイトとあまり会える時間がないのが本当に残念である。
フェイト・T・ハラオウンは、執務官として色々な場所へ行っているので家に遊びにきたりはあんまりなかった。けれども、たまにモニター越しに連絡をとってくれたりしている。
なのはは仕事熱心でも夜にはきちんと家に帰ってきていたのでヴィヴィオはうれしかった。
とはいっても、最近はまた家に帰ってこないことが多く、たまに洗濯物を押し付けるかのように帰ってくることもあるのであった。
「じゃぁ、アイナさんいってきます!」
 ヴィヴィオが玄関のドアノブをつかむ。
「うん、いってらっしゃい。後でお弁当もって行くからね」
 アイナがそれをみて手を振る。
「うん!」

× × ×

ザンクト・ヒルデ魔法学院まで最寄り駅から快速レールウェイに乗って移動をするのだが、ヴィヴィオは流れる景色を見るのがとても好きだったので長い時間のっていることに苦痛を感じたりはしなかった。
ただ単に、何も考えずにしていることがもしかしたらすきなのかもしれない。
電車を降りるとすぐに学院までたどり着くことができる。そんなこんなで、ヴィヴィオは学園の自分の教室前へとたどり着いた。
「ヴィヴィオちゃん、おはよう」
教室に入るとヴィヴィオに気がついたのか円になっている集団の中から声をかけられた。
そこはいつもと違って今日はがやがやと騒がしかった。
「おはよう」
 いつものようにその集団の中に入るヴィヴィオ。
「あ、おはようヴィヴィオちゃん」
「そうそう知ってる?この魔法学院に転校生がくるみたいよ、しかもすっごくビックな人みたい」
「そうなの?」
「うん、だってなんかアイドルっていう話を聞いたよ。まぁ、ヴィヴィオちゃんはお母さんがビックな人だからあんま実感がわかないのかなぁ」
 周囲がきゃはきゃはと甲高い笑い声を放つ。
 なのはは“エースオブエース”として人々に知れ渡っている有名人である。
 ここでは、知らないほうが不自然である。
「えへへ、そんなことないよ。でも、すごいね、どうしてここになんだろうね?」
「あれじゃないのかな、ほら首都圏の学校だとほら人が多くて通うのがたいへんだったり、ここはほら教会が近いし先生もつよい!」
「えー、私は絶対好きな人が学校にいると思うんだな」
「それはないでしょ~」
 確かにこの魔法学院の先生はシスター・シャッハ含めて、首都圏に比べて優秀な魔導師が多かった。
 教わる環境としては、ここはほかに比べて優れている。
「ここも大きい学校だからね。ほら、大学までいけるでしょ」
「そうだね」
 そんな会話をしながら、今日の午前の授業も何事もなく終わった。だけど、なんだか学校全体が少し盛り上がりを見せているそんな感じがした。
 それは、たった一つ“アイドルがやってくる”、そのためである。
 現実に2,3回ほどなのはが学院にきたことがあるがそのときも大きな騒ぎになって、シャッハになのはが怒られているのを見た人がいるという。
 それだけ、みんな有名人に弱いのかもしれない。
 それが原因となったのかわからないが、あまりなのはがくることはなくなった。その代わり、フェイトや、フェイトの使い魔であるアルフやなのはの友人であるユーノ・スクライアが多数訪れることがある。名目は任務ということだが、本音はなのはに頼まれてヴィヴィオをおそらく見に来ているのだろうとシャッハは感づいているようだが、特にそこには何もいっていないようだった。
 それは、おそらく妥協したという部分なのであろう。

× × ×

 お昼になると、学園の入り口の近くでヴィヴィオは、アイナと合流した。
「アイナさん、ありがとう」
 お昼ごはんが入った風呂敷をアイナからうけとるヴィヴィオ。
「いえいえ、じゃ午後の授業もがんばってね」
 アイナがヴィヴィオに微笑みかける。なのはほどじゃないが、ヴィヴィオはアイナの笑顔が好きだった。笑顔に順位はつけることはできないがきっと上位にアイナがいるとこのときのヴィヴィオは思った。
「うん」
 アイナの微笑みに答えるかのように笑いかけたヴィヴィオは、アイナがいなくなるまでずっと手を振っていた。
 お昼はいつもアイナがこうしてわざわざ届けにきてくれていた。他の学生も魔法による転送などさまざまである。アイナは買い物にいく用事などと一緒にいつもこちらに来ているためわざわざ届けるのは苦ではないと話す。逆にヴィヴィオの顔が見れていいという。
「……あなたが高町ヴィヴィオ?」
アイナさんが見えなくなったとき、不意にヴィヴィオは後ろから声をかけられる。
「うん?そうだよ、私ヴィヴィオ」
後ろを振り返るとヴィヴィオは少しも警戒せずにそう答えたのである、それはどこか安心感がその声から伺えたからもあるが、姿をよく見るとテレビでよくみる紫色のツインテールをもつ女の子であったからだ。
「なるほどね」
そう話す女性は、姿幼く9歳ぐらいの少女に見えたがどこか大人びているような印象も感じられた。頭の中で、ニュース時に何歳だったかを思い出そうとしたが流し見だったので脳にデータはなかった。
ヴィヴィオは、雰囲気的に目の前の少女は中等部くらいの人なのだと予想を付けた。
「あぁ、そう私はフレイヤ・Kよ。よろしくね、あなたが思っているとおり私は中等部よ、それと私のことはフレイと呼んでもらっても構わないわ、その代わり私もヴィヴィオとよばせてもらうわ」
 ヴィヴィオの表情を見て、何かを悟ったのか少女はそう名乗った。
「え、そうなんだ。別にいいよ、あなたはテレビでよく見たことあるよ」
ヴィヴィオは心の中を読まれたのかと一瞬ドキッとしたが、フレイヤが優しい笑顔を見せるのですぐに収まった。
「そうね、歌手をやっていたりするから、あんまり学校にはこれないかもしれないけど、あなたには会いにくるわ」
「そうなの?でも、どうして私なの?」
 ヴィヴィオがそう尋ねた。
「そうね……一言いえばかわいかったからかしらね」
 そうにっこりしながらいうフレイヤにヴィヴィオは、別に女の子が好きなわけではないがフレイヤの見せた笑顔に少しドキッとしてしまう。確かに人気がでるのもわかる気がするとこの笑顔からヴィヴィオは感じ取った。
「あ、ありがとう」
 ヴィヴィオは、右手でほほをさすりながらそういう。
「じゃぁ、私行くね。ほらあそこにマネージャーが待ってるから、というわけで私は午後の授業はでないわ」
 フレイヤが指差すところには一人の白髪が目立つスーツを着たおじいさんが立っていた。
 そのおじいさんは、ヴィヴィオに気がついたのかお辞儀をした。まるで執事さんのようだとこのときのヴィヴィオは感じた。
「うん、ばいばーい」
ヴィヴィオが手を振ると軽く手振りを見せたフレイヤは、一瞬にしてマネージャーのところへと移動した。
「高速移動魔法かな?」
突然、隣に立っていた人が何Mの距離を高速移動したので少し戸惑いもしたが、やはり、中等部に通う人はすごいとそのときのヴィヴィオは思った。
魔法は、学園では特に制限はかけらえていないがここまでのものを使用している人物はいない。あって、空を飛ぶ、物を浮かす程度であろう。
これが、中等部の人の魔法なのかとヴィヴィオは思った。
「私もがんばらないと……」
レリックのようなロストロギアに頼らず、ある程度の魔法コントロール、魔法の制御をできるようになりたいとフレイヤの魔法を見てさらに思うのであった。
その後、その様子をどこかで見ていた友達にフレイヤについて質問詰めにあって、昼ごはんどころの騒ぎじゃなくなったのは少し助けてほしいとフレイヤに文句を言いたくなったヴィヴィオであった。
そして、それほどまでにフレイヤは有名人なのだと再認識した。ヴィヴィオに会いにくるという真意はわからないものの何だか特別な感じがして質問の最中思わずにやけていたヴィヴィオであった。


NEXT 第一話 ④へと続く……
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この記事へのコメント
>>会長さん
いえいえ、こちらこそいつも読んでいただいてありがとうございます。
Posted by りりかる(日宮理李) at 2008.03.05 17:37 | 編集
おkおk!
詳細にありがとうww
どうも細部にこだわる性質で・・・・・
これで想像が広がるわww
Posted by 会長 at 2008.03.05 00:07 | 編集
>>会長さん
そうですね、公式設定ではそういうのがないみたいなので
私の設定ではハリー・ポッター風の感じですかね。
基本的に、魔法の使用は禁止されてないです。もっとも、それらが危険行為や犯罪にと
そこらへんは学校によくある規律ですね。

あと、初等部、中等部名前のつくとおり、小学校、中学校との概念とほとんど同じです。
学生のレベルというと、特異能力や先天系(インヒューレント)の魔法を初等部の子、
例をあげるとヴィヴィオのようにもっていたりしますが、熟練等で中等部学生のほうが
レベルが高い人が多いです。その逆もしかりです。
漢字、算数のように、まずは簡単なものから教育していくという。
いわば、あの世界では英語とかなさそう?(魔法で翻訳? なので
授業のひとつに魔法に関係するものがほぼメインですがある感じです。

とまぁ、日本語じゃないところもありますがこんな感じですがよろしいですかね。
Posted by りりかる(日宮理李) at 2008.03.03 00:58 | 編集
ヴィヴィオの着替えに/ヽア/ヽア(*´ρ`*)/ヽア/\ア

魔法学院って、魔法の使用は自由なのかな?
高速移動魔法を使用していたようだけど?

魔法学校だから魔導師の養成学校だろうけど・・・・・
どのレベルの教育するとか、学生のレベルとか知りたいと思ったり・・・

その辺の詳細が設定資料にもなかったからww
私的にそういうのこだわるんだよねw
まあ、未定ならそれでいいんだけどね
Posted by 会長 at 2008.03.02 21:42 | 編集


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