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R.U.K.A.R.I.R.I | 魔法少女リリカルなのはVAV 第一話「決意の兆し」②
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2009.10.25
2009/10/25 一部修正

魔法少女リリカルなのはVAV
~魔法の誘い~

それは、一人の少女の母親を探す物語。
力がないのがいやだった。
力を得た少女が最初に立ちはだかったのは
母親の失踪
少女は、母親を探すことを決意する。

第一話 ②




× × ×

保護施設内はいつも見るのと同じように子供たちが走り回っていた。
その中には足が不自由な人、目が見えない人、声を発することができない人とさまざまな人が保護されていた。
その理由も千差万別、はやても事故現場や親が事件に巻き込まれて行方不明等の問題があったぐらいの認識ぐらいであった。
この施設から自由に出入りすることがなぜか可能であり、昨日までこの施設にいた人が次の日いなくなっていることがあるのだが、それは日常茶飯事であった。
 当然、逆に増えたりもしていたりする。
この世界ではこれが基本だという。それをへんだと思うと怪しまれてしまうのであくまでも自然に振舞うことがここでの第一の難関であった。普通に考えれば行方不明、誘拐事件になったのではないかと考えるのだがここの人々は別になんとも感じない。
 何かが抜けている、それがこの世界に来たはやてたちが感じた第一認証であった。
それに変と感じるひとつの理由があった。
 それは、来る前に見た書物では“そういう風”には書いてはいなかった。どちらかといえば、八神はやてが住んでいる“地球”と同じ環境というデータであった。ただ違うところといえば、地球と違って医療等は異なっていた。地球でいうなれば、1つ昔のシステムといった方がいいだろう。つまりは、あまり文明、もとい科学力が進んでいない世界であった。
あのとき、はやてたちがこの世界に来たのは偶然であった。たまたま次元震を測定した地点の近くがこの世界だけという理由で探索を開始したのだ。それも今考えると怪しいものだ。何かの罠としても考えられるが、今のところそのような気配は何もなかった。
「八神さん、こんにちは。今日もあの娘ですか?」
はやてたちに気づいたのか保護施設の入り口を歩いていると一人の白衣を着た男が話してくる。
「そうですね、そろそろ話してくれてもいいとおもうんですが。嫌われてるんやろか……」
 はやては考えを一旦保留にして今やるべきことを考える。
「そんなことはないと思いますが、彼女は名前以外は何も話してくれませんし。私たちスタッフも同じ心境ですよ」
 彼女はエルと一言言ったきり、それ以来何もしゃらなくなり、何も食べなくなってしまった。点滴をすることにより栄養等の問題は回避しているのだが根本的な回避にはいたってはいなかった。
「そうですか、しかし、私がこうして毎日エルと接していて問題はないんですか?」
「それは大丈夫です。こちらとしても人手は欲しかったところですので、それにシャマルさんには他のものたちの治療等を行ってもらっていますし、こちらとしてはありがたいところです。あぁ、そういえばこないだの検査結果がでたのでこちらを」
 指を男は鳴らすと、そばに女性が1つの封筒を男へ渡した。男はそれをつかむとそのままはやてへと渡した。
「これは……」
はやてが男から渡された資料にはありえないことだらけのことが羅列してあった。
はやての驚きが気になったのか、ヴィータは何が書いてあるのか見ようとしたが少し身長のせいか見えなかったのであとで見せてももらうことにすると一人シャマルがいる医療室へ向かうことにした。


対象検査結果

1、血液はどの血液とも一致しない。つまりは人間と断定できない。
2、魔力反応-
3、心臓はあるのだが、鼓動を感じない。そして、スキャンをしても鼓動を観測できない。
4、……
5、
……
……
etc
対象については“UNKNOWN”
生物である可能性は0%


これをみたはやては頭に?が浮かぶばっかりであった。
「魔力がないならわかるんやけど……、マイナスってどういうわけや?」
「わかりません。計器の故障としか説明がつきません。私たちとしても最近になってこの魔力反応調べというのやるようになったもので……をただ……」
 男は、頭をくねりながら魔力というのを知識として言葉に出そうとしていた。
「ただ、何や?」
「いえ、憶測ですが彼女は人間ではないという風に判断する方がこの保護施設では大勢います」
「それは……」
はやて自身もエルに似たような感情を思ったことがあったが口にはできなかった。それはいってはなんだがこの世界の人にも感じたことがあった。
それは何かが抜けているから……
「そもそも魔力ってなんなんですか?」
「ん?生命力と同じようなものだよ。ある人はある、ない人はない。そんな感じのものやけどね」
簡単にかいつまんで説明する。ここで魔法を言ったとしても理解されないだろう。もしかしたら違うことがわかるかもしれないが、その逆になってしまうことも考えられるため、下手に動けなかった。
「そうですか……」
興味がなくなったのか男はその場を立ち去った。
「やっぱり、なんか変やね……」
はやてはボソッとそうもらすとヴィータが歩いていた方向へと向かった。
医者の男はまだまともに感じていたが、やはりこの世界の人であるという感覚を味わうはやてであった。

× × ×

いそいそと保護施設の医療室を動き回っている白衣の女性がいた。
「シャマル、ずいぶんと忙しそうやね」
「あぁ、はやてちゃん。それにヴィータも」
「私は、ずっと前から近くにいたけどな……」
 ヴィータが不満そうにそういう。
話しながらもシャマルは身体を動かすことをやめることはなかった。
「あんだ、今日はいつもにまして忙しそうだなシャマル」
てっきりもう部屋に入っていたと思っていたヴィータは、医療室の前でなぜか立っていたのでさきほどはやてと合流したのである。
「えぇ、ちょっとこの世界の人は今まで私たちが訪れた世界の人とかなり異なっている体質なので、情報が入るとすぐデータが膨大になってしまうんですよ」
「まぁ、シャマルなら楽勝やね」
「そ、そんなことないですよ……」
それから数分ほどたったとき、ふいにシャマルの動きが止まった。ある程度片付いた様子で椅子へと腰掛けるシャマル。
「シャマルはどう思う?」
さきほど渡された資料をシャマルに渡す。ヴィータも一緒にそれを覗いていた。
「そうですね、具体的にいうと私たちも人間ではありませんし……それを考えると私たちに近い感じがします」
「それはどういう意味や?」
「えっとですね、なんでしょう……」
「あれじゃないか、使い魔みたいな」
 ヴィータが口を挟む。
「あぁ、そのような感じですかね」
「?それはどういう意味や?」
「つまりは、全員が何かつながりみたいなのがある感じです」
「うーん、そうなのかな……」
はやては思い当たる節がないので疑問であるがシャマルたちがいうのだからきっとそうなのだろうと思った。
そう考えると、この世界の人たちが全員つながっているという……はやては、そんなはずはないと考えを切り替える。
「そういえば、一回だけ彼女が笑ったときがあるんですよ」
 シャマルが右手を口に当てながらそういう。
「!!それはどんなときや?」
「ちょっと不手際でりんごをむいてあげているときに指を切ってしまったんですね。そのときに血が流れたんですよ。その血を見て、これはちょっといってはなんですか。少し不気味な笑い方をしたんです」
 そのときの表情の真似をしてもらったのだが、はやてには理解できなかった。
「不気味ね……そういえば、エルの可能性といえば、ティエルの使い魔、もしくは何かの偽者。それか罠やね」
 はやては、近くにあったホワイトボードにそう記す。
「でも、こんなすぐばれそうなのはさすがにしねーだろ普通」
 ヴィータが腕を組むとそういった。
「そやね」
そうなのだ、こんなすぐ側にいるはずはないのだ。いたとしてもすぐにばれてしまうだろう。
「でも、向こうは何百年と生きているお婆さんですからね」
 シャマルが笑いながらはやてを見る。
「それに関してはシャマルたちもかなりの歳……」
「私たちはほら、元々守護騎士システムでしたし歳という概念はありませんが……」
「まぁ、そもそも歳ってなんだってくらいだしな、問題は、ティエルってやつが人間かってことだな」
「そやね、どんなに世界がちがくてもそんなに人間は生きれやしないな」
「寿命というのは生き物にとっては宿命みたいなものですからね」
「うーん……なんやろね。それは……」
人間ではない?稀少古代種であるならば……
しかし、魔力反応がマイナスという事実を解決する答えではないのは確かである。
けれどもこの世界の人たちは少しおかしい。心はあるのだけど、何かが抜けている……
愛情?友情?それが何か決定的に出てこないのだが、何かが変だった。
あとは、魔法というスキルがないのになぜか、人々すべてに魔力反応がある。
 つまり、全員が魔法使いであってもおかしくない。それなら、なぜこの世界では魔法がないのだろうか?もちろん、私が呼んで入り込ませた局員はそれまた別の話だが……
 シャマルがいう、つながりをひとつにするというのが何かヒントなのかもしれない。
この世界はまるで、何者かがここを訪れさせようといわば作ったような気配すら感じるほどだ。しかし、世界なんてそんな簡単に作れるはずがない。逆に消し去ることは簡単にできてしまうが……つい最近、双子の惑星の片割れをなのはと共に破壊したばかりである。それだって苦戦をしいられたものである。そもそも魔法で世界を作るなんてそんなのは無理だと思う。
 このときの八神はやてはそんな風に考えていた。
 世界の作り方……
その考え方は、根本的に間違っていたのかもしれない。
間違いに気づくのはだいぶ後になってからの話であった。
 そう、それも致命的な……


第一話 ③へと続く
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この記事へのコメント
>>会長さん
こう、爪先立ちのイメージですかね。
Posted by りりかる(日宮理李) at 2008.02.26 11:06 | 編集
キタコレwwww
血見てニヤニヤする少女・・・・・・/ヽア/ヽア(*´ρ`*)/ヽア/\ア

『ヴィータは何が書いてあるのか見ようとしたが少し身長のせいか見えなかった』
がんばって見ようとしてるヴィータに/ヽア/ヽア(*´ρ`*)/ヽア/\ア

ああ・・・・勝手に想像してしまう/ヽア/ヽア(*´ρ`*)/ヽア/\ア

Posted by 会長 at 2008.02.25 01:49 | 編集


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