[PR] 一戸建て
R.U.K.A.R.I.R.I | 魔法少女リリカルなのはVAV ~Prologe~
About Circle Board Twitter Link Circle work Mail RSS facebook google+    同人サークル『R.U.K.A.R.I.R.I』のHPです。
ブログ内人気記事

他ブログ及び本ブログ最新記事


2009.10.25
2009/10/24 一部修正
2008/11/11 一部修正しました


魔法少女リリカルなのはVAV
~魔法の誘い~

魔法少女リリカルヴィヴィオとしての長編SSです。
内容は、ダーク系ですかね…

ヴィヴィオが主人公として、他のキャラクターも登場予定。


プロローグ

光がうっすらと入りこむ暗闇の中でも、はっきりと動きがわかる二つの影がそこにはあった。
それは、ただ単に異様な暗闇の中で影が動いているように見える。その影は、手を差し伸べ握り合う二人の人間のようにどこか見える。その二人は、なにやら頬をお互いに赤く染めながら何かを話し合っていた。
遠くからでも、近くからでもその二人は、幼く見える。
おそらく、この二つの影は、まだ若い少年と少女と思われる。
その場所をよく観察すると、どこかの病院にもあると思われる手術室の部屋のような構造をしていた。
「……っ」
少女が、声を殺すかのようにそう軽く声を出した。
手術室といっても、他と違うとすればそこは室内ではなく薄汚い窓もドアすらない外だということだ。なぜ、そのような場所がここにあるかを気にすることもなく少年と少女はお互い、見つめ合っていた。
「そうだよ、そういうふうに」
少年が、声を荒くして腕を組む。
少女は、少年に答えるかのように、手術室で患者を乗せるような台で少年になぜか、全身の身体の構造がよく見えるように自ら両足を固定しながら座っていた。
「……!」
少女はどこか気分が落ち着かないのか、また恥ずかしいのか、少年を見ずに奥の壁を見つめていた。それは少女が服を何も着ていないためなのか、見慣れない場所にいるせいなのか、また少年に肌を見せているのかはわからない。
その少年、少女の行動をまた別の二人の少年の影が見つめていることに、二人は気づいている様子はない。
いや、少女の方はうすうす“何かの視線”に気がついているようである。
時たま、見つめられている視線の方に何かを感じ取っているのか、目を凝らして見ようとしていた。
ただ、見つめられていることを気にしているのだが、何か楽しいのか目元がどこか笑っているかのような印象をそこから感じられる。少年は、少女の姿に夢中でそれに気づいた様子は何もなかった。
「痛くしないから……たぶん」
やさしく笑いかける少年、その少年に答えるかのように微笑みかける少女。
周囲にけたましい音がすると、物静かだった暗闇に一瞬にしてそこら中に木霊した。
少年の優しい言葉と違って、何にも表現できないほどの痛さが少女を襲った。
「痛いじゃんか、ばかああああああああああ!」
少女は、目元に涙を溜め込むと、少年を叩いた。
つながった少年と少女……。
少年の顔はどこか今まで得たことのない感覚を味わったのか、顔が無表情である。無表情……というよりかは、すでに“意識がそこにはないような印象”であった。
逆に少女は、まるでそうなることがわかっていたかのように、表情はうっすらと笑いながら今まで少年を叩いていた右手を少年へと向けた。
その手は少年の顔をなでると首筋から青く光る月をつかむように天へとのばされた。
「目覚めろ……月影……目の前にいるのが今夜の……」
少年の後ろへとまわした右手の指輪が赤く光る。
その色はどこか血を思わせる独特な色合いを併せ持っていた。
「え……!?」
少女が赤く染まった涙を流すと、少女の後ろに赤い影が出現する。
「……」
赤い影から、何か低い声のような音が聞こえると赤い影が少年と少女を包み込んだ。
何かをそこから感じ取ったのか、表情を取り戻した少年は身体を動かそうとするがそこから引くことも押すことすらできなかった。
赤い影との一体化……融合……それがどうしてなのかはわからない。
ただ、少年は悟ってしまった。これから、自分がどのようになってしまうのかを……
「ごめん」
だが、少女のその言葉に真実はなかった。
「あ…あが…」
少年が何か声を発しようとしたとき……既にその場には、人間と呼べる人は、少女しか残されなかった。
赤い影の中から何かを噛み砕くかのような音が周囲を木霊する。
「ごめん……なのかな?それとも、ありがとう……?」
その言葉がキーになったのか、包み込んでいた赤い影が少女から離れた。
その一部始終を見ていた二人の少年は、恐怖に襲われ声も出せずに、足すら動けずにいた。
赤い影から、時たま何かの液体と肉片が飛び散る。
それは赤……頭、手、足。
それは恐らく影の中へと消えた少年のものなのだろう。
「……お楽しみのところ悪いですが、やつらが近づいてきます」
何かの手足を吹き飛ばした赤い影が少女の後ろからそう話す。
「……夜天の書の主か……かわいい男の子だったら……興味あったんだけどなぁ」
少女は、胸についた赤い血を不満げに舐める。
「なるほど、ですがかわいい男の子ではないですが、まだ19歳の若い女性です」
赤い影が興奮しながらそう話す。
「ふん、そういやあんたは若い娘の身体を貪り、痛めつけることに興味があるんだっけ?」
赤い影を笑いながら見つめる少女。
「滅相もない、私はあなたの命令を……」
「説得力がない、とても貪りたそうな顔をしているわ」
赤い影のどこに顔があるのだろうか?しかしながら、少女は赤い影にそういった。
「はは、たのしいことには変わりないですが。私たちはあなたの望むどおりの動きをします。それが私たちの役目ですから」
赤い影から手のようなものが現れ少女の手をつかむと、少女は立ち上がった。
「ありがとう……さて」
困惑からさめた二人の少年がそっとその場から離れようとしたとき、少年たちの耳元には今見ていた場所にいるはずの少女の声が聞こえた。
「……で、そこにいる子……出ておいで?痛くしないから……さ?」
当然、少年のとなりに少女がいるはずはなく目の前にまだいた。
そう、なぜか少女の声だけが耳元から聞こえるのだ。
「……」
少女の指輪が光ると同時に、少女が指をさした場所で二人の少年の悲鳴がきこえた。
恐怖心から耐え切れなくなりそこから、一目散に駆け出す二人。
一人は右に、もう一人は左に……お互いある程度の距離をとる。
「う、嘘だ!!」
一人の少年へは、どこから現れたのか白い影が迫る。
その速度は、一瞬とも感じるほどであり、全力で駆け出したとして抜け出せるものではない。
影は目標である少年を掴むと少女へと向けて引っ張り始めた。
「お、おい!は、離せよ!!!」
もう一人の少年が、その影へと向かって石を投げるがその石はその影にいた後ろの少年へとぶつかった。
「ぎゃがががっががぎゃぎゃがあああ」
それをみて、嘲笑うかのように影がしゃべった。
「ほら……影って実体ないじゃない?だから、あきらめて私の中にあとで朽ちなさい」
全裸の少女が、やさしい笑顔を見せながら、どこからか少年たちの前に現われた。
その身体は月明かりによって、全てがさらけ出されていた。白い肌に赤い血がいたるところについていた。その赤い血は、まだ乾ききっていないのか地へと流れ落ちていた。
「……!?」
その身体を見た一人の少年は、きれいという感情とともに恐怖を感じていた。
そう感じたときにはもう少年の身体は、白い影の中へと吸い込まれ消えてしまった後であったのであった。
そうして、その場にはまた、少女だけが残った。
「うーん」
少女は、その少年たちをどこかでみたことがあった。それはそこに存在していた少年の友だちである。きっと、少年たちの雰囲気が気になって後をつけてきたのであろう。
少女は、別にそんなことはどうでもいいのか白い影をやさしくなでる。
「がぎゃがががぎゃ」
なでられてうれしいのか白い影は声を上げる
「相変わらず、白影は何を言っているかさっぱりね。まぁ悪い子ではないんだけど……白影、その二人を先につれて戻ってなさい。帰ってくるまで楽しんでいても別にかまわないわ、もちろん他の子でも問題ないわ。そうそう、他のみんなで遊んでもいいわよ?でも、私の分も残しておいてくれるとうれしかったりするわ、そう伝えておいて」
「がやがぎゃがが!!」
どことなく白影が発する声はうれしそうにあげているように感じられた。
少女の言葉を理解しているのか白い影に包まれた少年はその場から白い影とともに姿を消した。
それを見る限りでは影としか感じられない。
少女は、手術室のような場所へと戻り飛び散っている少年の亡骸にキスをする。
「さて……この子の血を飲み干したら……私たちも行こうかね、赤影」
少女の口から相応しくない長い歯が現われる。
「彼らが来るのはまだ、時間がかかることは既にわかっていますが……それと、マスター。私はその名前はあんまり好きじゃ……」
「わかっているわよ、“月影”。アレにはまだまだ血が足りないっていうんだから、きっちりあなたが採取しておきないよ。私は自分ので精一杯よ」
少女は口の周りを血で赤く染めながら月影に向かってそういう。
「はぁ……何か面白いことでも発見したんですか?」
影から伸びた赤い影が触手となり、絶命した少年の肉片へ突き刺さると血を吸い取り始めた。
「あんまり、取りすぎると私が怒るわよ?」
「それは存じております、それにきれいにばらけさせましたので余分な血はあまり流れていないかと……」
月影がいうように、肉片の切れ口はきれいにきりとられていて血が流れる様子はなかった。
「面白いことか……このまま、私は時空管理局に保護されようかと思うんだけど、どう思う?」
「それは面白そうですが……一人で大丈夫ですか?」
「うふふ、あなたの影は目立つからね……絶影にでも護衛は頼むわ。それに影ならではの調査もできると思われるからね」
「ふむ、私は他の場所で“アレ”について調べてこいと?」
「そうね“アレ”があればあいつの手伝いも少しは楽になると思うのよね」
「管理局が邪魔をしてくるのでは?」
「ふふ、まだやつらはその存在を知る人はいないじゃないかしら……所詮全部を管理しきるなんてことは不可能なのよ……もう、いいわ。月影、私に向かってこの死体を滅却し破片をぶちまけなさい」
「はっ!」
月影の影が周りを燃やす。
そして、少女の命令どおり彼女の元へ焦げた物体が周囲にたくさん降り注いだ。
「絶影……」
少女の声に少女の足元の影が動いた。
「……」
「さぁて……管理局はどんな場所なのかしら」
闇の中、少女の指輪がうっすらと光り輝いていた。

× × ×

それから何分後にその場所で、一人の少女が事件の被害者件目撃者として、時空管理局夜天の書の主「八神はやて」により救助された。
その少女は全裸で血だらけになりながら震えていた。
怖い目にあって、こんなに震えているんだろうと、このときはやては思った……
しかし、それは“大きな間違い”だった。
この勘違いが“後の事件”を大きく左右する事態へと発展するとは誰もこのとき思わなかっただろう。

“数ヵ月後 路地裏付近”

路地裏で二人の少女が一人の女性を見ていた。
「エースオブエースなんて大したことないんだね……がっかりだなぁ。お父様が面白いおもちゃだって言っていたのに……」
ショートカットの少女はつまらないことが不服なのか頬を膨らます。
「あんたの能力が極悪すぎるんでしょ?」
もう一人のツインテールの少女がなだめるかのようにそういう。
「弱い……弱すぎる。ほんとにこいつが世界を救ってきた一人なのかなぁ……というか能力だけだったら、あなたもいやな能力じゃない、あれをされたら私でも無効化される。本当にこれでお母様に会えるようになるのかなぁ」
「でも、私は戦闘用ではない。誰かと二人一組にならないと能力はまるで意味がない」
自分の能力が不服なのかツインテールの少女はうつむく。
「そのために、私が頼まれたというわけなんでしょ。あなたは雑魚だからね」
ショートカットの少女が笑う。
「私に力があれば、あんたなんか必要ないけどね!ちっちゃい子供なんかの手を借りているなんて最悪だし」
それをきいたツインテールの少女は頭にきたのか、強気になって言い返した。
「なによ!」
「まぁ、いいじゃないそんなこと。とりあえず……」
「……元気になればいいけど」
ぼそっとつぶやいた声は届いていないのかツインテールの少女は目線を足元へと向ける。そこには白いバリアジャケットを赤く染めた女性が踏みつけられていた。
「ふん!」
ショートカットの少女は、力を入れるとその女性を蹴り飛ばした。女性は空中を舞いながら、強い音と共に壁へとめり込んだ。
「何も反応しないんだね……ぜっんぜんおもしろくない!」
バリアジャケット越しでも、防ぎきれないほど女性の体は刻まれていた。
「まぁ、なんかあってももう無理だろうけど、私のマジックコーディネーターとあなたのマジックキャンセラーがあればたとえ、"SSSクラス”の魔道師が何人いたとしても無意味だからね、あぁそうそう帰ったらココアを甘くしてちょうだいね」
「な、なんで私があんたの飲み物を作らなきゃいけないのよ!」
二つに分かれたテールを揺らしながら少女がいう。
「別に、手伝ってあげたんだからそれぐらいやってもいいんじゃないの?“お姉さま”」
「ふ、ふん、わかったよ!やればいいんでしょ……あ、そうだ」
お姉さまという言葉に照れたのかツインテールの少女は魔力光を小さく集めると、女性へと向けて放ち始めた。
女性は壁にめり込みながら先ほどと変わらずぐったりしていた。
先ほどと変わったことといえば、白いバリアジャケットが完全に“赤いバリアジャケット”になってしまったことである。
女性が反応がないのは数分前から、気を失っているためである。
ショートカットの少女はそれに気づきながらも、攻撃することをやめることはなかった。
少女にとっては、これはただの遊びでしかないからだ。
そういう風に“教えられた”のだ
「さて……さっさとこいつをお父様に届けないと。ほら、“お姉さま”遊んでいないで連れて行くよ?」
「あ、うん」
ショートカットの少女は、女性の二つに分かれた髪を掴むと、壁から引きずり出し魔方陣から現れた扉へとそのまま引きずりながら入っていった。
「くふふ、次は何して遊ぼうかなぁ。そうだ、そういえばあと二人面白いおもちゃがあるってお父様がいってたな。なんだっけ、雷光のひらめきと闇の書の……なんだっけなぁ」
「帰ってから、考えればいいじゃない。べ、べつに私が遊んであげてもいいし」
「本当に?じゃぁ、お姉さまに遊んでもらう♪」
少女の顔には罪悪感はなく、ただ、純粋に遊びに対して楽しいという感情しかなかった。

× × ×

それから数週間後、「エースオブエース」“高町なのは一等空尉”の消息が消え、行方不明とされた。
その理由の全ては「UNKNOWN」
それにまつわる関係者も「UNOKNOWN」
何もわかっていない訳ではなく、ただいなくなった時間は、仕事から帰ったときとされる。
そして、その場所には戦闘の痕跡も残っておりもう一人の少女も行方不明となった。
その少女は、ヴィヴィオの友達となった一人。
この時は、まだ誰も知ることはなかった。
まさか、これから数ヶ月にもわたり何人もの行方不明者が出るとは……

“数年前 ???”

「ごめんな……やっぱり、私には子育てなんて無理だった……」
魔力を解放しながら、飛翔する一人の女性がそういう。その女性の周りには、さまざまな色をした影のようなものがうごめいていた。
「ねぇ、待ってよ!いかないで!」
飛翔する足元で一人の少年が必死に追いかけようとしていた。
「お母さん、どうして!どうしてなの!」
少年が伸ばした手は女性へと届くことはなかった。
少年の足は、大地から離れることをしなかったからだ。
少年が母親をつかもうと努力した結果、母親から送られてきたのは無数の黒い影……
それは空中に浮かぶと無数のとげとなり少年に向かって飛んでいった。
それを見た人はいうだろう……黒い監獄と。
「う、うわああああああああああ」
その声とともに少年は黒い影に包まれた。
その監獄は徐々に赤く染まり影が消える頃には傷だらけの少年がそこには残された。
女性はそれを見向きもせずに影のようにどこかへ消えてしまった。

魔法少女リリカルなのはVAV
~魔法の誘い~




NEXT 第一話「決意の兆し」
スポンサーサイト
関連記事
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...



この記事へのトラックバックURL

この記事にトラックバックする (FC2ブログユーザー)


この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
>>会長さん
ロリの強さは偉大(ぇ

>>ショウさん
早く公開できるようがんばります~
Posted by りりかる at 2008.01.30 00:18 | 編集
 冥王さまが速攻敗北とか怖えぇw
 物語的にはなかなか面白い展開だと思います、続きが気になるくらいにはw(≧▼≦)

 早く次のUPキボンヌw
Posted by ショウ at 2008.01.29 09:54 | 編集
冥王が速攻負けるとかwwww
能力が凶悪すぎるww

まあ、ロリにハァハァしてるけどwwwww
Posted by 会長 at 2008.01.28 21:24 | 編集


管理者にだけ表示を許可する
 




他ブログ情報

ブログパーツ