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R.U.K.A.R.I.R.I | ARM 最終章「An opening named the end」
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2007.12.28
結局は・・・①ということでちょっとまとまりきれなかったのでまだ更新は続きます~
この作業と伴って、次回作の作成にも取り掛かっています。


An opening named the end



-------数年後・・・

「ほらほら、おもしろくてしかたねぇだろ」
ヴィータはそういって、赤ん坊を振り回す。
もちろん落ちないように注意しながらしっかりと支えているが、隣で見ているキャロは心配でならなかった。
「お、お姉ちゃん!絶対に私の赤ちゃん落とさないでよ!」
車椅子に座りながら手をヴィータへと伸ばす。
「ははは、大丈夫だよ・・・それにキャロは安静にしていなきゃだめだろ?」
キャロに赤ん坊をやさしく渡すヴィータ。
「そうだね・・・この娘のためにもね」
「検査の方は大丈夫だったの?」
「うん、問題ないって。これでもお母さんの子供だからね、丈夫丈夫だよ」
「そっか、お母さんの子供だからね」
あの爆発事故から10数年たってもセレナは変わらず元気だった。どこから見ても歳を本当に取っているのか?と疑いたくなる容姿であった。
しかし、その表情は何年たってもさえないものであった・・・
それはきっと、はやてが行方不明となったことが関係しているのだろう。
そして、それに伴ってセレナは口数が減った。
減ったというよりしゃべらなくなったというのが一番だろう。
意思表示はするのだが、しゃべろうとは決してしようとしない。
医者がいうには精神的な病だそうだ。
成長しないことについては、ヴィータも同じことが言える。
「そのうち、この娘にもおねえちゃんは成長抜かされちゃうんじゃないのかな?」
「ははは、うっせぇでかけりゃいいもんじゃないぞ。それにお前だってたいしてかわんないだろうが」
「あはは、そうだね」
ヴィータは、あのとき以来歳を取らなく・・・いや、成長をしなくなった。
いわゆる不老という形になっていた。
それは、本人ですら知らない事実で最初は戸惑っていたがはやてが何かをしてくれたのだろうと言い聞かせた。
また、会える。そのための条件なのだと。
「じゃぁ、帰ろうか?」
「そうだね」
ゆっくりと車椅子を押しエレベーターへと入るヴィータたち。
それはいつもと変わらない日常。
キャロは出産の影響かまったくといって足を動かすことができなくなってしまった。
その原因や救済のためにこうして、週に数回病院へと足を運んでいる。
「あれ・・・どうしたんだろう?」
エレベーターから降りた二人が見たのはいつもと違う風景だった。
目の前に人が倒れているのだ。
「おい、大丈夫か。おい!」
ヴィータがゆすってもその人物から何も反応が返ってこなかった。
どうやら、死んでいるわけではないみたいだが・・・
「っ!?」
隣を歩いていた人物が突如として倒れた。
その看護婦に続くかのように他にもたくさんの人が崩れるように倒れていった。
「何か・・・ここはへんだ!家に帰るよキャロ!」
ヴィータは何か危険を感じ取りその場を一刻もはやくでなければという気持ちが足を急がせた。車椅子を押しながら急ぎ足で出口へと向かう。
「わっ!?お、お姉ちゃん、ぶ、ぶつからないようにね!?」
「わかってるって!」
その現象は外までも続いていた。
少年、犬、猫・・・
さまざまな動物たちがその場で倒れていた。
しかし、それはあくまでごく一部のものだけであり倒れていない人は何もその傾向や、異常はない。
「最悪だ・・・これは尋常じゃないな・・・」

×××

家に着くまでに何人の倒れている人を見てきただろうか、そんなことを考えながらヴィータは家の鍵を開けキャロを中へと入れた。
「あいつは?」
「わかんない、でも今日は早く帰るって・・・」
「そうか・・・それじゃそれまで寝てるんだな」
ヴィータはキャロを車椅子から持ち上げると彼女の部屋のベッドまで運んだ。
途中、赤ん坊はベビーベッドに寝かしつけた。
「でも、私も・・・」
キャロが何かを言おうとしたが、疲れていたのかすぐに眠りについてしまう。
「そうだ・・・このときのためのテレビだ」
キャロを寝かしつけたヴィータは、居間に戻ってスイッチを押しテレビをつけた。
赤ん坊は、何か楽しそうにベッドの上で笑っていた。
「やっぱり・・・私が見たのと同じことを言っている。」
越という名札をつけた青年のリポーターが、倒れている人を救急車に運んでいることをリポートしている。
見出しは、原因不明の失神か!?
「あれ・・・あれ何だろう・・・?」
映し出されている画面の端っこから、白い光が何回もついたりきえたりしていた。
それはある一定の間隔で点滅しており、しばらくすると消えた。
すると、突然そのリポーターが音もなく蒸発した。
一般的に、蒸発とは液体がその表面から気化する現象のことをいうが・・・
そのリポーターは湯気を出しながら消えていったのだった。
カメラが違う場所を捕らえると一人の少女がそこには立っていた。
服はほぼ何も身に着けておらず、ただワイシャツを羽織っているだけであった。
「私は、リインフォース・・・世界を修正するときがきた・・・」
緑色と赤色に染まった目をしているはやてがそういう。
その後ろからは逃げ回る大勢の人たちの悲鳴などの叫び声がバックミュージックとして流れていた。
「は・・・やて・・・?」
なぜ、彼女があそこに立っているのだろうか?
あの時、死んだものと思っていた彼女が・・・
こうして、再び会う事が出来るなんて・・・しかし、その再会は決してよかったということだけでは済まされなかった。
「そう・・・すべてをリセットするときや・・・さぁ・・・私の子供たち・・・目覚めなさい・・・そして、全てを無に・・・それはかつて・・・約束された未来」
その声と同時に瓦礫の下や、ビルから光があふれ出す。
それはテレビの中にとどまらず、窓の外からも同じように光があふれだしていた。
それらはどうやら、倒れている人から発せられているようである。
はやては何が楽しいのか、お腹を押さえながら笑い出した。
「いやぁ・・・なんやおもしろくてな・・・」
ガタッン!
はやてを映し出していたカメラが突如としてその場に落ちた。
写っているのははやての足先。
今まで、どこを歩いてここまでやってきたのか・・・彼女の足は傷だらけだった。
そして、今もなお血が噴出している。
「ヴィータ・・・私に会いにきてくれるよね?」
その一言が流れ終わったときテレビから何も流れてくることはなかった。
他のチャンネルを試しに押してみてもすべて砂嵐が流れるだけで他には何もなかった。

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