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R.U.K.A.R.I.R.I | The thought that I hid
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2007.12.24
クリスマスSSです~

なんていうか、色々と高速で書いたもので・・・
へんなところもありますが、どうぞです~

ティアナメインかな。

The thought that I hid


ティアナは部屋であたふたしていた。
それは、毎日の訓練の忙しさ、フェイト執務官の仕事の拝見等が連続して続いて落ち着いている時間がほとんどなかったということも関係しているが・・・
普段以上に12月に入ってから、各地での事件や事故が多く発生しているため緊張状態が続いていたからが主な理由であろう。
「あぁ、もう・・・なんでこう当日になって思い出すのかしら・・・」
(思い出すくらいなら・・・いっそのことこの事を忘れていればよかった・・・だって、それは唯一の肉親だった兄ティーダ・ランスターを思い出してしまうから・・・あの楽しかった子供のころ・・・そして、兄の関わった事件。もうあれは過去・・・でも夢は叶えてみせる)
あたふたしていたティアナは決心したのか端末を開くとスバルへと通信を開始した。
その通信はすぐにつながった。
「はい、こちらスバル・ナカジマ二等陸士です」
「スバル。私」
「あれ、ティアか。どうしたの?」
「スバル、あんた今日予定あるの?」
「うん?え~とね、なのはさんが救助隊だった知り合いの人を紹介してくれるって話だからちょっと、夕方まで無理かなぁ・・・でも、どうしたの?電話なんて珍しいね。朝話してくれればよかったの。」
「え、別にあんたが楽しそうになのはさんと出かけようとしていたから聞く暇がなかっただけよ。」
「そうなの?そうか、あははは」
「いつぐらいに帰ってこれるの?」
「たぶん、夜には帰れるよ。まだ、シグナム副隊長が運転してくれてる車の中なんだけどね。あ、はい。うん、夜には帰れるだろうって」
「そっか、気をつけて帰ってきなさいよ」
「え、ティア心配してくれるんだ」
「っさい!はやく行きなさいよ!」
「えへへ、じゃぁ気をつけていってくるよ。帰ってきたら色々と話すから寝ないで待っててよね?」
「はいはい、あんたこそ失礼なことするんじゃないのよ?」
「うん、わかってるって。あ、もうすぐ着くみたいじゃぁまた後でね」
「あ、うん」
(なんだろう、あの娘と話をしていると落ち着く自分がいる。別にあの娘といるのが当然になっているわけじゃないけど・・・離れるのはすごく胸が痛む。でも、もう少ししたら・・・それが当たり前となってしまう・・・)
「ふぅ・・・仕方ない・・・スバルのためにケーキでも焼いておこうかな。スバルは何が好きだったかな」
(べ、べつにスバルと一緒に食べたいとか思ったわけじゃないけど・・・あの娘本当においしそうに食べるから・・・それにこれがあの娘と過ごすルームメイトとしての時間になりそうだし・・・だからよ、だから!他に理由はない)
少し頬を染めながら、ティアナは部屋を出た。
「・・・」
(もちろん、キャロとエリオたちとも一応のお別れとなるのだけど・・・)
それとはまた違う感情である。
「それに私は・・・」
ティアナは食堂を目指して歩き出した。

×××

その頃、キャロとルーテシアは二人で地球の日本を探索していた。
フェイトとの約束まで時間があるため、二人で見て回ろうということになったからだ。
「すごくきれいな場所だよね。」
「うん」
二人は仲良く手をつなぎながら、景色などを見て回っていた。
「ここで、フェイトさんたちが育っていったんだね」
「でも、ちょっと空気が悪い」
「うん、そうだね。自然も少ない。科学が発展した世界というのはたいていこんな感じみたいだよ、どうしたの?」
「ううん、なんでもない。ただ視線を感じたから」
「ここの街の人はみんな黒い髪の色だものね。私みたいなピンク色やルーちゃんのような紫色はいないからみんな珍しがってみているんじゃないかな」
「うん」
「私は、やっぱり自然が好きかな。フリードもみんなもいるあの世界が一番好き」
「私もあそこが好き。花がきれいに咲いてみんな仲良く過ごせる。そしてキャロもいる」
「うん、いつも一緒だよ!」
ルーテシアに抱きつくキャロ。
「は、はずかしいよキャロ」
「あ、ごめん。ちょっと、疲れちゃった?ルーちゃん」
ルーテシアから離れたキャロはルーテシアの顔をみてそういう。
「少し歩き疲れちゃったかな・・・」
ルーテシアの顔から少し疲労しているのがキャロでも見て感じ取れた。呼吸が少し乱れてどこか辛そうであったからだ。
それは、魔力が大幅に封印されてしまったために起きた副作用なのかはわからないが、体力が以前と比べて半分以上になくなっていたためだ。
「あそこにいこっか?」
キャロが目に入ったところを指差す。その場所をルーテシアも見る。
「え、あそこって?」
その場所をみてどこかルーテシアは頭の中にクエスションマークを思い浮かべる。
「休憩できるし、ここでフェイトさんを待っていようか」
そこには、休憩、一泊という看板がおいてあった。

×××

(よし、これで一応完成かな。あとはこれをこうしてラッピングすれば・・・)
「完成と・・・」
「もういいのかい?」
「はい、ありがとうございました。では、失礼します」
(そうだ、なのはさんにヴィヴィオの様子を見てきてって言われてたんだっけ・・・私の部屋は反対側か・・・しょうがないこのまま見に行こう)
「失礼します、ティアナ・ラン・・・」
ティアナが部屋に入ったとき妙に物静かなのを感じた。
そのまま、静かに歩いていくといつもお絵かきをしている場所でヴィヴィオが眠っていた。
「ったく、こんなところで眠ってたら風邪でもひいちゃうじゃない・・・」
ぶつぶついいながらもヴィヴィオを持ち上げるとベッドへ寝かしつける。
もちろんきちんとふとんもかけ、空調等まで設定する面倒のよさは昔からだ。
「さてと・・・あ!」
ちょうどベッドから離れたときにティアナ宛に緊急のコールがかかった。そのコールの相手はなのはであった。
「ちょっと、ティアナ急いできてくれる?」
現れたモニターからなのはがそう話す。どこか表情には余裕がなかった。
「あ、はい。すぐ行きます!」
(これはもって行けないから・・・ここにとりあえず置いておこう。)
ティアナはわかりやすいように机の上におくと、駆け足で部屋から出て行った。

×××

暗くなった部屋に電気をともして、なのはとヴィヴィオはひとつの袋に入ったものを覗き込んでいた。
「でも、よくヴィヴィオ一人でケーキ買いにいけたね?街まで、機動六課から結構あるのに魔法で飛んでいったのかな?」
「ううん、机の上にね。おいてあったの」
「え、それって誰のかわからないものもってきちゃったの?」
「だって、机の上にぽんって置いてあるんだよ?それにここはヴィヴィオたちの部屋だよ?何もおかしくないもん!」
ぷいと横を向いて頬を膨らますヴィヴィオ。
「そうか、ヴィヴィオは悪くないよ」
ヴィヴィオの頭をやさしく撫でるなのは。
どこか気持ちよさそうな顔をしながら、ヴィヴィオは「えへへ」と笑った。
「じゃぁ、食べちゃおっか。ちゃんとフェイトママの分も残しておかないとね」
綺麗に包装されたケーキを解いて、切り取っていく。
それが、ティアナが作ったものだと知るものはこの場所には存在しなかった。

×××

(なのはさんも以外に一つ抜けていたりするんだよね。たまに私が管理局宛の重要機密文章等を持っていかなければならないときがあるし・・・今回は、事件解決のための出撃だったけど・・・まったく、酔った勢いで人質をとって身代金を取るとは・・・まぁ、別に私が行かなくても解決できた感じがするけど・・・きっと、なのはさんが私の経験になると思ってわざわざ手配してくれたんだろうな)
ティアナは、終わったら仕事の報告書をまとめながらおいていってしまったケーキを取りにどこか気分はいつもより高らかになりながらなのはの部屋へと早足で向かっていた。

×××

部屋の前までくると、そこから楽しそうな声が響いていた。
「あれ・・・なんか楽しそうだな・・・あ、ま・・・まさか!」
急いで部屋に入るティアナがみたものは・・・想像したくなかったものが広がっていた。
「あれ、ティアナ早かったね。お仕事ご苦労様。大丈夫だった?」
「あ、はい、だ、大丈夫です」
「これね、すごく甘いの♪」
「そうだ、ティアナ。このケーキ誰のかわかる?なんかヴィヴィオが勝手に食べ始めちゃったんだけど」
一瞬、何をいってるのかさえわからなくなるほどティアナは頭の中が真っ白になった。
「い、いや、べ、べつになんでもないです。お、おいしそうだね、ヴィヴィオちゃん」
「うん♪すごく甘くておいしいの!」
ヴィヴィオは、めったに見せない本当においしいときに見せる顔をしてティアナに笑いかけていた。
「っ!」
ティアナは、その場にいるのが耐え切れなくなりその場から走り去った。
(別に、ヴィヴィオは悪くない・・・ヴィヴィオは悪くない・・・!)
「そうか・・・これはティアナのだったか・・・悪いことしちゃったな。あとで謝りに行こうか、ヴィヴィオ」
ティアナが走っていく方向を見てなのははそういう。
(これは、きっとティアナがスバルのために作ったものなんだろうなぁ・・・私があの時・・・タイミングが悪かったのか・・・)
「うん、わかった!」
そういうヴィヴィオはわかっているのかいないのか、口の周りに一杯クリームをつけながらケーキをほおばっていた。
「ほんとうに・・・おいしそうだね・・・」
なのはは少しの罪悪感に包まれながらヴィヴィオの頭を撫でていた。

×××

目を開けたキャロがみたのはみたこともない天井だった。
「うーん・・・どこだろう・・・ここ」
周りを見渡すと部屋にはたたまれたキャロとルーテシアの服。
そして、約束の時間が過ぎた時計が目に入った。
「あれ・・・そういえば・・・フェイトさんたちの待ち合わせ・・・あ・・・1時間過ぎてる!いこっ!ルーちゃん」
「う、うん。」
キャロとルーテシアは服を着て乱れを急いで正すと、代金を支払いその場所を出た。
指定された街頭の下にフェイトがぽつんとさびしそうに立っていた。
「ご、ごめんなさい、フェイトさん!」
フェイトはキャロたちがはしってくるのをみて表情が和らいだ。
「うん、大丈夫だよ。ちょっと心配しちゃったけど」
二人の頭をやさしくなでるフェイト。
「ちゃんと、お母さんにはお話したのかな?」
「うん、大丈夫。お泊りしてもいいって言ってた」
「そう・・・じゃぁ、行こうっか?」
「うん♪」
キャロはフェイトの右手を掴みながら、ルーテシアの手を左手を掴んだ。
「あれ、そういえばエリオは?」
「エリオはね、今日はなんかクロノとユーノになんか呼び出されたみたいだね」
「そうなんだ・・・ちょっと残念だけど、しょうがないね」
ルーテシアは、少しだけ表情を曇らせた。そんな彼女の心を感じたのかルーテシアの手を強く握り締めるキャロ。
「今日って、どこにいくの?」
手をぶらぶらと振るキャロはどこか楽しそうであった。
「いいところだよ、二人とも」
フェイトは、満面の笑みでそう二人に笑いかけた。

×××

「どうしたの?ティア?」
部屋に帰ってきたスバルが見たのはベッドの上で体操座りをしながら泣いているティアナだった。
「・・・別に何にもないわよ」
電気もつけずにただ彼女は下をうつむいているだけであった。
「ねぇ、ティア~」
「っさい・・・」
彼女の口癖もどこか元気を感じ取れない。
スバルはここに来る前なのはから話を聞いているため、なぜ彼女がこうしているのかを理解していた。
「あんたはさっさと、救助隊でもどこへでもいっちゃえばいいのよ・・・」
もちろん、それはティアナの本心がそういってるわけじゃない。
「そういえばね、来る前になのはさんがごめんだって・・・ケーキ食べちゃってだって・・・私のために作ってくれたの?」
「別に・・・あんたのためなんかじゃないわよ・・・」
「じゃぁ、どうしてそんなに拗ねてるの?」
「別に・・・こうしていたいだけよ」
「そっか・・・でもね、私はティアと一緒に過ごせる今も大事なんだよ、だからさ顔を上げて欲しいな。いつものように私をまっすぐ見て!」
一歩ずつティアナへと近づくスバル。
「でも・・・」
それでもティアナは顔を上げようとしなかった。
「それにほら!」
スバルは、ポケットから二つキーホルダーを取り出す。
「これね、行ったときにもらったんだ。なんか言い伝えがあってこのキーホルダーを持っている二人は決して離れないんだって!すごいよね。はい、ティア♪」
ティアナへと手を伸ばすスバル。
「っ!!!」
その手を思いっきりはたくティアナ。
「あっ!?」
ティアナは思わず声を出してしまった。ティアナが叩いたキーホルダーはベッドの片隅へと飛んでいった。
それをみて一瞬スバルは困ったような顔をしたが、そのままティアナへと迫っていった。
「やっと顔を見せてくれたね。ティア」
「っさい!!!近づかないでよ!!!」
涙で顔がぐちゃぐちゃになったティアナがスバルを吹き飛ばす。
「わっと・・・もう!」
吹き飛ばされたスバルは飛んでいったキーホルダーをもう一度握り締めるとティアナへと向きなおす。
「だって!もうあんたと一緒じゃな・・・・・・・っ!」
スバルは、近づくとティアナの口を口で塞いだ。
「ほんとティアは、素直じゃないな。大丈夫だよ、そんときは二人で同じ部屋に住もうよ?」
(なんで私はこんなことに気づかなかったのだろうか?)
キスしたせいなのか、考えに気づかなかった恥ずかしさのせいかみるみるうちにティアナの顔が真っ赤になった。
それをみながらスバルはただ、ニヤニヤしているだけだった。
「ばかっ!!」
部屋にティアナの声が響き渡ったあと、世は明けていた。

END
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