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R.U.K.A.R.I.R.I | ARM 第三章「A past inheritance」⑥
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2007.09.22
第三章「A past inheritance」
過去の遺産


一応、これで第三章は閉幕かなぁ・・・




次の日から、私たちは学校へはいかず情報を集めることにした。
といっても、私が集められる情報なんてたいしたものはない。
簡単に言えば、リーゼロッテたちが集めてくる情報に今は頼るしかなかった。
正体が向こうに行き渡ったことで、学校は安全な場所というわけにはいかなくなった。
この場所にいても危険なのは変わらないが、下手に動くよりはいいだろう。
セレナは依然としてベッドで体を癒している。
しばらくは、このままだろう。
記憶が戻っても、僕は僕、私は私でいられる。
でも、やることを終え切れなければ過去は振り切れない。
たとえ、それが永遠の別れになろうと・・・
「・・・て!・・・て!」
「あぁ、ごめんな、ヴィータ。」
「どうしたの?」
「いや、ただの考え事や、気にしんといてや。」
「そう・・・」
「そんな顔せんとも、ほんまになんともないから」
「うん・・・わかった・・・はやてがそういうなら・・・」
セレナはやはりすごいと思った。
私たちが学校に行ってるという事実は何も残っていなかった。
だからこそ、私が今まで学校へ通っていられたのだろう。
彼女は、理事長でもあるのだから・・・当たり前か・・・
そんな彼女は今は家で休養をとっている。
当然だ、傷や心の傷がなくなるまでは私が・・・
いや、全快できるころにはもうここには私はいないだろう。
いずれ、ここも機動六課の検索網にひっかかるだろう・・・
「ふぅ・・・」
今はなにも考えても始まらないか・・・
「・・・なので注意が必要です。」
TVではなにかニュースをとりあげていた。
どうやら、野良犬の変死体が見つかったらしい。
なぜか体は腐っているのに死後からそんなに時間がたっていないということらしい。
「!・・・まさか・・・そんなことは・・・」
力の実験体として使用?
カテゴリーの力?サンプルの力?
もしくは近くまできている?
「やだなぁ、わんちゃんがかわいいそうだよ。」
私たちと同じように休みをとったキャロがそういう。
「そうやね、かわいそうな体になってるなぁ。」
「・・・」
ヴィータはその映像をみてぼーとしていた。
何か思い当たる節でもあるのだろうか?
「あー、ねこさんも・・・」
TV画面にはモザイクがかかっていてよくわからないが、レポーターによると猫ということがわかる。
しかし、原型はなんだかわからない。
「あ・・・ほんとやね・・・」
動物の変死体か・・・
犬だけじゃないのか・・・

---------------------

「はやて、はやて!」
ヴィータがはやての体をゆさぶる。
「ヴィ、ヴィータ!そ、そないゆらさなくても聞こえてるよ?」
「そ、そうかな?」
「そうだよ。」
一瞬、キャロの顔を見たヴィータはそれからはやてのほうに向きをかえた。
「?」
「キャ、キャロははやてとあ、遊んじゃだ、だめんなんだからな!」
ヴィータはそういうとはやての手をひっぱる。
「こ、こらヴィータ!ひっぱったらだめやて!」
「お、お姉ちゃん!」
「う、うるさい!はやては私と一緒にいるんだもん!キャロはだめなんだからな!」
「だから、や、やめてって!!」
はやては手を上下と動かすがヴィータの手は離れなかった。
「ほ、ほらおねえちゃんが困ってるから手を離そうよ?」
「そういって、私からはやてをとるつもりなんだなキャロ!」
キャロのほうをにらむヴィータ。
いつから、こんな風にヴィータはキャロを見るようになったんだろう。
「むー。」
キャロもキャロで口を膨らましてヴィータをにらんでいる。

「うっ!?ごほっごほっ!」
突然、ヴィータの手が一瞬止まったと感じたときには周囲を赤く染めていた。
「お、お姉ちゃん?」
キャロはそれを見て呆然としてしまう。
「ごほごほごほ!」
ヴィータは、口を押さえるが手の隙間から血がぽたぽたと床にたれた。
「・・・ヴィータ!」

----------------------------

しばらくして、ヴィータの咳き込みは収まったが顔色はあまりよくなかった。
「ヴィータ、部屋で寝てきぃや。」
「え?なんでだよ!」
「そうだよ、お姉ちゃん。病気なときは寝ているのが一番だよ!」
「そ、そんなこといってはやてと一緒にいるつもりなんだろ!絶対だめなんだからな!」
「そんなことしないよ!いい加減にしてよお姉ちゃん!」
「う・・・はぁはぁ・・・」
「ほら、すぐに呼吸も荒くなるでしょ!」
「せや、寝て安静にするんや」
「だ、大丈夫だから!ま、まだおきてるって!」
はやてはそういうヴィータを押さえつける。
「だめやって、私についてくるんやろ?そんな弱弱しい人はつれていけないなぁ。」
「うー。」
ヴィータは動ける足をばたばたするが、キャロに押さえつけられる。
「ほら、もう動けないで?おとなしく観念してセレナと同じように寝てなさいって。」
「じゃぁ、寝るまで一緒にいてくれる?」
「うん、ええよ。」
ヴィータは観念したのか動きを止めた。
それに伴って押さえつけていた手をどかすと、とぼとぼと先に部屋に向かって歩いていった。
「・・・ごめんな、キャロ・・・」
「ん?」
ヴィータは部屋に行くとき何かをキャロにつぶやいたのだが、はやてには何をいっているかはわからなかった。
なんとか、ヴィータのわがままを抑えながら寝てもらうことに成功した。
「お姉ちゃん、なんかたいへんだね。」
「そういえば、キャロ。」
「ん?なに?」
「キャロまで学校を休む必要はなかったんよ?」
「でも、なんだか一緒にいたいと思ったから。お母さんがいいって許可してくれたもん!」
両手を前に出してガッツポーズをするキャロ。
「そうか、まぁええけどな。」
そして、夕方までキャロと話を続けた。

-----------------------------------

晩御飯をヴィータ、セレナに届け自分たちもご飯を食べたあと、部屋でゆっくりしていると電話がなった。
その電話は、ハヤタからの電話であった。
最初は、心配からのことというのであったが、具体的な理由は違っていた。
「ん、転校生?」
「そうなんだよ、なんか身長が高くて、ヴィータたちみたいに運動神経がやけに高くてさ・・・」
「へぇ、そうなんや。」
「お前たち、いつから学校くるんだ?しばらく、これなくなるとか先生がいったから気になっていたんだが・・・」
「うーん、どうだろうやろね・・・ちょっと、忙しいから切るね。」
「あぁ、わかった。なんか知らないが無理はするなよ?」
「わかっとる、んな、またな。」
「あぁ。」
「もう、二度と会えない」
なんていうことは私にはできなかった。
もう一度、会えるなら彼らと会いたかった・・・
だけど、それは私のわがままで彼らを危険に合わしてしまう。
現れた転校生というのはもしかしたら工作員なのかもしれない。
セレナがいなくなったことによって、そういうことに関してのセキュリティが貧弱になっているのかもしれないな。
楽しかった日々もつらかった日々も・・・
今はきっといい思い出なのだろう。
今から行うことはきっと、つらい思い出になる・・・のだろうか・・・
すべてはこれから・・・

そして、数日後リーゼロッテたちから夜天の書の手がかりを見つけたと連絡が入った・・・
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この記事へのコメント
>>会長さん
そこはいわゆるキーポイント(ぇ
Posted by りりかる at 2007.10.01 23:26 | 編集
ちょ!!!!!!
俺の嫁が!!!!!!
死なないよね???
Posted by 会長 at 2007.09.30 16:55 | 編集


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