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2007.09.19
~Prologue~

The law of nature of the fresh blood

定期的にあげようかと思っているミステリー?ものSS。

月明かりがその日はきれいに道を照らしていた。
一人の若い男性が人通りのない道を走っていた。
「はぁ、はっ、はぁ…うぐ・・・はぁはぁ」
暗闇の中、走る音だけがそこには響いていた。
時々後ろを振り返っても、誰もいない。
そう、誰もいないのになぜ自分は走っているのだろうか?

「・・・こわくないよ・・・こわくないよ・・・」

どうしてこんなことになったのだろう?

なぜ…?

どうして?

なぜ…?

どうして?

なぜ、僕が追いかけられているのだろうか?

「・・・大丈夫、・・・大丈夫」

くそ、あいつがしくじりやがってあとでどうなるかわかっているのだろうな…
だからあのとき…
ビルとビルの間から、月の光が差し込んでいた。
まるで、その若者を照らすサーチライトのようにきれいに輝いていた。
まぁ、あれは仕方がないことであって、他にどうしようもないことだったからな。
僕は本来ならそんなことは賛成できないが、まわりについていったらこのざまだ・・・
だからやめろというのに・・・
過去を振り返っても、その仲間はもうこ の 世 に い な い。
だが、なぜこんなことってないだろう…
まさかあんなことになるなんてな…
最初から、こうするつもりで僕たちを?
いや、心変わり?
「いや、最初からこういうつもりだったとしか考えられない!」
若者が、落ちていた瓦礫に足を捕らえられそうになる。
「くっ!」
足が悲鳴を上げているがあいつのところにいかなければならない。
あのことを伝えなければならない…
ここでとまるわけにはいかない。
こんなにも体に命令を出すなんて生まれて初めてのことだ。
それに、あいつを許すわけにいかない、絶対にだ。
・・・なんて非情だと思ったが、これは決定的にだ・・・
あんなことをしているのに参加をした僕は、やはり悪いが、これはそれ以上にたちが悪いと思うぞ!
みんなの場所から離れて戻ったときにはそこはもう・・・
「!」
カタンカタン
後ろから若者と同じように足音が響き始めた。
「やはり…」
しかし、どこだ?どこにいるんだ!?
後ろを振り返っても、その足音の犯人は見つからなかった。
「はぁ、はぁ…」
ただ、足音が徐々に近づいているのがよりわかるようになっただけであった。
な、なんだ一体…
あいつか・・・?あいつなのか?
「ぅ!」
背中から何かが刺さった感触がした…
これは…
「う・・・!」
その若者は痛みに耐え切れずに、そこに倒れた。
く、どうやら…ここまでらしい・・・
「はぁ、はぁ…逃がしてはくれないらしいな…」
 若者がその異質のものへと手を伸ばすと、その若者の背中から胸までパイプが貫通していた。
そこから徐々に赤い血が流れ落ちていった。
「く、く、く、ははは…」
突如としてその若者は笑い始めた。その場に倒れ地面を赤く染めながら。
「さ…ぁ、こ、れが………か…こ…み」
何かを言おうとした若者の上には数え切れないほどのパイプが落ちてきた。
ボソッと、
「・・・べて・・次元なんて、存在・・・ないの…」
と、聞こえたような気がする…
だが、その声を聞いたと思われる人物はもう、どこにも存在しない。
ただの、物言わぬ屍となってしまったからである。
もう彼が何を言おうとしたかはわからない…
そんな彼を笑っているのか屋根の上でカラスが鳴いていた。
「カァ、カァカ。カ?」
 赤い目をギラギラと輝かせながら、何羽ものカラスがそれを見ている。
 一羽がそれに群がるとそのカラスたちも降りて、その屍を貪っていた…
 
 
 「・・・くすくす。」
 どこかで、笑い声が聞こえた…
 だが、それは風の音だったのかもしれない…
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