[PR] 一戸建て
R.U.K.A.R.I.R.I | ARM 第三章「A past inheritance」⑤
About Circle Board Twitter Link Circle work Mail RSS facebook google+    同人サークル『R.U.K.A.R.I.R.I』のHPです。
ブログ内人気記事

他ブログ及び本ブログ最新記事


2007.09.12
第三章「A past inheritance」
過去の遺産


さらに表現できてなry

はやての言葉遣いが難しいなぁと・・・
もはや誰が誰だか・・・





目を開けると、手にあった蒼天の書はなくなっていた。
「私の中へと消えたのかなぁ・・・」
周りは何も変わっていない。
ただ、私の記憶が戻っただけ・・・
やれることをやれるだけ・・・
「あれ、リーゼたちは?」
理李たちがいなくなっていることに気がついた私は、椅子に座っていたヴィータにたずねてみる。
「あいつなら、本渡した後になんか外へいったぞ。」
まぁ、リーゼアリアたちなら大丈夫だろうな。
私が戻るまできっと、二人で行動をしていたのだろう。
「明日・・・セレナに言わないといけないことができたのか・・・」
それは、記憶、そして姿を取り戻してここにとどまるということは、ルシエ家に迷惑をかけるということを実感していたからである。
「さぁ、寝よか?」
はやてはヴィータにそう笑いかける。
ヴィータの手を握りそのまま寝室へと向かっていった。

--------------------------------------------

セレナに記憶が戻ったことを伝えるとあまり驚いていなかった。
「そう・・・」
と、ただ何かを考えていそうな顔をしただけであった。
「私は・・・もう少ししたらここを出るよ・・・今までありがとうね、セレナ。」
「そう・・・いくのね・・・」
はやてとセレナはどこか他の人にはわからない目の会話をしていた。
しばらく見つめあっていた二人にぼそっとキャロが入った。
「そっか、おにい?お姉ちゃんここでていっちゃうの?・・・さびしくなっちゃうなぁ・・・」
キャロが寂しそうな顔をしてショボンとしていた。
キャロは、はやてのことを聞いておにいちゃんと呼ぶのかおねえちゃんと呼ぶのかのことしか問題にないらしい。
姿が変わってもうけいれてくれることは私は嬉しかった。
「大丈夫、ヴィータがここには残るよ。」
キャロにそう微笑むはやて。
「え!?」
言われた本人のヴィータはなぜかとても驚いていた。
「私もは、はやてと一緒に行きたいなぁ・・・」
ヴィータが下を見ながらセレナにいった。
「ヴィータ・・・だけど・・・ヴィータは・・・」
「いいんだよ、自分のことはわかってる!」
真剣な顔で見つめられたはやては何も言うことができなくなってしまった。
突然、セレナがヴィータの隣に立つとこう言った。
「そんなことを、私は認めるわけにはいかないの。わか…」
バンッ!
ヴィータが突然立ち上がった、その勢いでイスが音を立て後ろに倒れた。
「ヴィータ?あなた・・・」
セレナがヴィータの手をつかもうとするが、その手はヴィータによってはたかれる。
「うっせぇ!!」
ヴィータは、テーブルをひっくり返すと、そのまま居間を出て行ってしまう。
ヴィータの目にはうっすらと涙が潤っていた。
扉の閉まる音がした。どうやら、表へでたみたいだ。
ヴィータを一人にしておくなんて私にはできないし、ましてやあんな顔をしたヴィータはなおさら私には一人にさせたくない。
「セレナ…私はいくよ…」
「そう…ごめんなさいね…こんなことになって…だけど、あのコはそんな思いをするために私は隠蔽しようとしたわけじゃない…それにあなただって…あのこだけは、ちゃんとした生活を・・・キャロと同じようにさせてあげたかった・・・」
セレナの肩が静かにゆれていた。
「わかってる。悪いのはあの本のせいや。それにあの反応は、私たちを家族として・・・そしてセレナを母親として考えてくれてるからだよ。」
キャロはきょとんと椅子に座ってなにがおきたのかとてんぱっていた。
はやては、玄関に向かっていった、ヴィータのもとへといくために。
「ちょ、ちょっと待って・・・」
セレナがそういうと部屋に向かうと奥から箱をもってきた。
「ヴィータにこれを渡してくれる?」
「これは?」
その箱は、CDくらいの大きさで重さはさほど感じられない。
「こんなもので私の罪が許されるわけじゃないけど・・・これは、あの子を引き受けたときから・・・」
「大丈夫、ヴィータもわかってくれるさ。それにあのこはセレナのことが大好きやでたぶん。」
「お願いね、はやて。ヴィータを・・・」
「がんばってね、お姉ちゃん!」
「わかってる、私たちのためにも・・・」
そういって、私は走り出した、ヴィータのもとへと!
ヴィータの場所は、あそこしかない・・・
思い出のあの公園しか・・・
はやては玄関から飛び出していった。
ゆっくりとしまる扉。
扉がしまると同時に玄関ではセレナがひざをついて泣いていた。
「ごめんね・・・はやて・・・私があのとき・・・」
セレナのその声ははやてへと届くことはなかった。
キャロがセレナの肩を叩くと二人は居間へと戻った。

---公園

「ヴィータ・・・」
ヴィータはブランコに座っていた。
なにも考えずに走ってきたため、気づいてなかったが外は雨がふっていた。
まるでヴィータの涙がこうして、ふっているそう、思わせるかのように…
「・・・!?」
ヴィータは、はやてを見るとブランコを立ち、走り出す。
「ヴィータ!待って!」
その後ろを追うために、私も走りだす。
何分、もう何分走っただろう…
「はぁ…はぁ…」
何分か前にヴィータを見失ってしまう。ヴィータならどこへいくだろう・・・?
あはは…服が体にべっとりくっついているなぁ…
そういえば、私は何も考えずに走っていた。
そう、ひたすらまっすぐ何も考えずに、これから起きるであろうそのときもひたすらまっすぐいければいいのだけど・・・
ヴィータといた少ない期間だったけど思い出の場所は他にもいくつもある・・・
「そ、そうか。あそこかな・・・」

---------------------学校

ヴィータはそこにいた。
少ない時間だったけど、みんなで楽しく通学した学校…
それはきっと、ヴィータにとっては研究所での変わらない日常と比べて、なにとも比べられないものであっただろう。
ヴィータは校庭の鉄棒の場所に寄りかかるようにたっていた。
「ヴィータ・・・」
そう話しかけても、今度はヴィータは走り出すことはなかった。
「・・・」
ヴィータはただ下をうつむいているだけだった。
「もう、家に帰ろう?」
ヴィータのもとへと一歩一歩確実に進んでいく。
「・・・」
ヴィータへと手を伸ばすが、その手は叩かれてしまう。
「私はあそこではいらないこなんだよ!きっとそうだ!研究所のようにみんな私をただのねずみとしか思ってないんだ!ただの実験物としか!!!だからっ・・・!」
ヴィータは、大きな声で僕にそう言い放つ。
「!?」
そんなヴィータを抱きしめる。
「セレナはヴィータのことを思っていってるの。それは私も思ってるんや。無事に安全な場所で生きててほしいとな」
ヴィータを強く抱きしめるはやて。
「でもな、ヴィータの一緒に来たいという気持ちもわかる・・・」
「・・・ばか」
「ばかって・・・そうだ、母さんがこれを・・・」
はやてはヴィータから離れるとポケットから他を取り出して、ヴィータへとセレナがくれたものを渡す。
「なんだこれ・・・」
ヴィータが箱をあけるとそこには、かわいらしいスカーフが入っていた。
私は、それを取るとヴィータの首へと巻いた。
あの、忌々しい傷を隠すために・・・
「セレナだって、本当はヴィータの思っていることを優先してあげたいんだよ・・・でも・・・」
「うん、わかってる・・・わかってるんだ…」
「ヴィータ・・・」
「はやて・・・キスしてもいい?」
「うへ?べ、別にいいけど・・・」
そういって、はやてたちは雨の中何度も、何度もキスをした。
もう二度と離れたりしないと…
「ずっと一緒だよ!」
ヴィータは目に涙を溜めながら笑顔でそう言った。

けれども・・・私はヴィータにそんな約束は守りきれると断言はできないとはこのときには言えなかった。
一度、言えなかったことは最後までいうことができなかったのをこのときは知ることもないだろう・・・
だけど、あのときのヴィータの笑顔は決して死んでも忘れないだろう。

----------------------------------------------

家に帰ると、やさしくセレナが私たちを抱いた。
ヴィータは涙を流してごめんなさいと何度も言った。
私はというと、今後のことを考えていた・・・

すべて・・・元に戻す・・・
サンプルたちもカテゴリーたちももう世界には必要ない・・・
生み出されていいものでもない・・・
サンプルたちの解放、カテゴリーたちが安心して暮らせること・・・
そして、何よりサンプルたちをこれ以上生み出させないように・・・
そのために・・・

夜天の書・・・
リインフォースが残し、すべての根源・・・
それをなくし、私の研究をすべて抹消すれば・・・
もう、何も間違いは起きない・・・
だけど・・・
なにか・・・



重要なことを忘れている気がするんだ・・・



スポンサーサイト
関連記事
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...



この記事へのトラックバックURL

この記事にトラックバックする (FC2ブログユーザー)


この記事へのトラックバック
この記事へのコメント


管理者にだけ表示を許可する
 




他ブログ情報

ブログパーツ