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R.U.K.A.R.I.R.I | ARM 第一章 encounter ②
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2007.06.19
「A rainy miracle」
第一章 「encounter」


うーん、あんま進んでいない感じ・・・
でも、確実に物語りは進んでいる・・・
ってか、1と2は本来分ける意味はないような・・・




後ろを振り返ると、先ほどまで、向こうで女子たちにもちくちゃにされたりしていた、あの転校生がそこにはいた。
「おい、お前無視するなよ。」
「いや、していないけどさ。とりあえず、服掴むのやめてくれる?」
「お前が、いくのをやめるならな。」
「いや、いかないって。」
「そ、そうならいいけどさ。」
なぜかヴィータは顔を赤く染めながら手をそっと離した。
「それで、何か用なのかなぁ。」
彼女と向き合う形で二人とも廊下へと出た。
「別に理由なんて特にはないな。ただ、私は家まで道しらないからな。」
「なるほど、だから家まで連れて行けといいたいんだね?」
「ふん、誰もお前に案内しろとはいっていない。」
「そう、じゃあ、いいや。僕はもういくから・・・」
そういって、先に歩いていく。
なぜだか、無性にいじわるがしたくなったのだ。
「あ、ちょ、ちょっと待って・・・!」
その後ろをヴィータが追いかけてくる。
なんだかんだいって、やっぱり案内してほしいんだろうなと僕はそう思った。
そんな二人を見てか、クラスメイトが笑っていた。

-----ルシエ宅

玄関に入ると、僕はヴィータに尋ねた。
「で、本当に君は・・・僕の妹になったのかい?」
頭をきょろきょろと動かして周りを観察しているヴィータにたずねる。
「あぁ、正式な妹ではないけどな。義妹という形だな。」
「ふぅん。」
「あんだよう、その顔は!」
「え、いや別に・・・」
何でこの子は、こんなにもツンツンしているんだろうな・・・
それに、バスの乗る時であって、まるで乗り方をしらない。

「ふぅ、やっときたか・・・」
バスに乗ってから、しばらくたっても彼女が入ってこないのでよく見ると、ヴィータはバスに乗ったり、降りたりとよくわからない行動をとっていた。
「お、おい、ほら迷惑になるから、早くはいって!!!」
僕はそういってヴィータの手を掴んでバスの中に入れた。
バスに乗っている間、なんだか重たい空気になっていたのはいうまでもない。

そして、料金の払い方。

「お、お客さん!?」
「ん?」
入り方もしらないなら、払い方もしらないと思っていた僕は頭が痛くなりそうだった。

そして、自動ドア。

「わ、勝手にあいたぞ!?」
何度も、自動ドアの前をいったりきたりしていた。

ほとんど、彼女は理解していないという認識が生まれた。
まるで、この世界に先ほどやってきたという疑惑さえ生まれるくらいのものだ・・・
「で、私はどうすればいいんだ?」
「どうすればって・・・ここは君の家になったんだから好きなことをすればいいんじゃないか?」
「好きなこと・・・」
ヴィータは、居間にある大きなソファに寝転がった。
「好きなの?」
「・・・」
ソファに回り込んで見ると彼女は眠っていた。
どこか、安心しきったような顔をしながら。
しかし、寝顔だけはかわいいもんだな・・・
さっきまで騒がしかった家で急に静かになる。
まるで、この子のために静かになったみたいに
「さて・・・僕はどうしようかな。」
台所にある牛乳を飲みながら、ソファに座るヴィータを見ていると玄関の方から音が聞こえた。
どうやら、キャロが返ってきたみたいだ。
「あれ、お兄ちゃん?誰かいるの?理李とは違う靴みたいだけど・・・」
玄関へとオレンジジュースをついだコップをもってくる。
「うん、あぁ・・・これについては母さんに聞かない限り・・・それとはい。」
コップをキャロへと手渡す。
「あ、ありがとう。のどが渇いていたの。」
飲みながら、居間へと向かう僕とキャロ。
「これって?」
「ほれほれ」
眠っているヴィータを指差す。
「誰この子?ま、まさか・・・!?」
「お前変な考えするなよ?」
「まぁ、お兄ちゃんにそんな度胸もないよねぇ。」
くすくすとキャロが笑った。
たく失礼なやつだな・・・
「かわいい寝顔だね。」
「まぁな・・・」
その寝顔はさっきまで、強気な彼女を思い出させる要素はやはりどこにもなかった。
「じゃぁ、キャロあっちで時間つぶそうか。」
「え、今日お兄ちゃん遊んでくれるの?」
「あぁ、今日ばかりはそれも必要だとおもったからな。」
「えー、今日だけなのー。じゃぁじゃぁ!」
「あぁ、着せ替えとかはだめだからな・・・」
「えぇーーー。」
僕は、キャロと遊びながら時間をつぶした。
母さんから真実を聞くために。

「今日から家族が増えます。パチパチ」
母さんが、一人で手を叩く。
「冗談じゃなくて?」
「冗談じゃないわよ。だから仲良くしてあげてね。」
「ふぅ・・・わかったよ。で、ヴィータ、キャロに挨拶したのか?」
なんせ、ヴィータが起きたのは母さんが起こしたときだから、ほとんどキャロとは話していない。ってか話していないか。
「セレナ・リ・ルシエ、あなたの母親となりました。」
「って、母さんじゃないって・・・ほら、お前。」
「ヴィータ・・・よろしく・・・それと、お前、私はヴィータって名前があるんだから、お前はやめろよ!」
「え、だってヴィータだって言ってるじゃんお前って」
「わ、私はいいんだよ!と、特別なんだから!」
「え、えっと、いいのかな・・・私、キャロ・ル・ルシエ。よろしくね、お姉ちゃん♪」
キャロが遠慮しがちに会話に参加する。
「あ、うん。よろしくね、キャロ。」
キャロは笑って手をヴィータに差し出した。
ヴィータが手を掴むといつまでも掴んでいた。
「んで、お前は挨拶しないのか?」
手を掴みながら僕の方を向くヴィータ。
「まぁ、学校で名前くらいはわかってると思うんだけどなぁ・・・ま、いっか。僕の名前は・・・だ。」
「・・・前からしってたよ・・・」
ヴィータが何かぼそっと言っていたが聞き取れなかった。
「え、え?なんか言った?」
「な、なんもいってねぇよ!そうだ、キャロあっちで何かして遊ぼうか。」
「うん♪」
キャロとヴィータは手をつないだまま、キャロの部屋へと歩いていった。
「まるで、こうしてみると本当の姉妹ね。」
「いや、もう姉妹でしょ。つぅか、そうしたのは母さんであって・・・で、結局のところどうしてなの?」
「・・・うーん、それはまだいえないかな。」
「そうか。」
母さんがどこか困った顔をしたので、これ以上は僕には聞けなかった。
ただ、何か理由があることくらいは僕にも理解はできた。
その夜、キャロの部屋から笑い声が夜遅くまで響いていた。
なんにしても、これから暮らしていく上で仲良くできることはいいことだ。


③へと続く。



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この記事へのコメント
>>会長さん
バスの乗り方ってリアルで地方違ったりして・・・たいへんですよね。
Posted by りりかる at 2007.06.22 22:56 | 編集
ついにキター!!!!
バスの乗り方しらないヴィータにハァハァ・・・・・・

かわええわハァハァ
初々しいヴィータにハァハァ
Posted by 会長 at 2007.06.19 03:29 | 編集


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