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R.U.K.A.R.I.R.I | 第一章[encounter]①
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2007.06.16
「A rainy miracle」
第一章[encounter]



--------------------------------------------6月3週目

ピピピピピピ
「ん・・・朝か・・・」
目覚ましを止めて、空を見るとあんなにも雨が降っていたのに、
カーテンを開けると、そこには青空が広がっていた。
「雨も終わりかなぁ・・・」
あんなにはげしかったのになぁ。

居間にいくと母さんがいそいそと動いていた。
「おはよう、母さん」
「うーん・・・あ、おはよう。」
「キャロは?」
「まだ、寝てるんじゃないの?いつものことでしょ。」
そう、キャロは時間ぎりぎりまで寝ていて急に動き出す。
へんな習慣があるのだ。
キャロ・ル・ルシエ
僕の妹であって、こないだ中学へ入学したばっかりである。
ちょっと、変わった趣味は、理李の着せ替えか・・・
小さいころから、理李の服を着せるのが楽しいらしい。
とんだ趣味だな・・・

母さんが作ってくれた朝食をとりながら新聞を読む。
(都内で、未確認生物が発見!?ネコミミ現れる。・・・)
うーん、実際に狐耳がいるからなぁ・・・
実際、今のこの世の中ではいろいろな生物がなぜか存在しているが・・・
どれもカテゴリーは人間に含まれている。
出生やそれにかかわる記録は残されていない。
「ううーん。」
「また、その記事?」
いつの間にか母さんが仕事が終わったのか、僕の前の席に座っていた。
「まぁ・・・そうだね。」
「そんなのは見ちゃだめよ、じゃぁ、母さんはもう行くから。出る前にキャロに声かけてね。」
「うん、わかってるって。」
母さんは、テーブルの上に弁当箱を置くと、これお昼ねといってそのまま仕事に出かけた。
僕は、家を出る前にキャロを起こして外へ出た。

「しかし、今日のリボンは一段とすごいな、理李。」
学校へ行く途中でいつもながら奇妙なリボンの結び方をしている女の子をみつけて声をかける。
「・・・おはよう、これ、キャロに教わったの・・・」
「あいつは・・・なにを教えているんだ・・・」
「・・・でも、悪くない。」
あー、キャロのセンスが移ってる子が一人・・・
双海理李
わりと、いつも僕の近くにいる女の子で、なぜか狐耳を生やしている。
身長はかなり小さい。キャロよりも小さい?ようなきもしなくもない・・・
あんまいうと殴られそうなので・・・
「・・・?」
いわゆる幼馴染みたいなもの。そして、キャロと僕の良き友人かな。
「よう、ルシエ。また、二人で登校か?」
「違うっていつも言ってるだろ、ハヤタ」
「照れるなって」
「誰も照れてないっての・・・」
とんだ問題児といつものように合流して・・・
「お、おれの説明なし・・・?」
「なんのこと?」
「い、いや・・・いいです・・・」

教室につくとなにやら騒がしかった。
何でも転校生が来るとうわさがあるらしい。
「転校生だとよ、この時期にか?」
「まぁ、確かに・・・この時期はないだろうな・・・」
「・・・そうだね。」
「なんにしても絶対女の子、そして、小さく、かわゆく・・・」
「あぁ、世界はいったなこれ・・・放置してあっち行こうか、理李」
「・・うん。」
彼が帰ってきたのは先生が入ってきたときであった・・・


「なんか、うわさにもなっていたらしいが、このクラスに転入生だ・・・よろこべ、男子、女の子だ。」
男子の叫び声が教室内を響きかせる。
「俺、参上」
「がfgぁjぁjlsd!!!!」
「あがああああああああああああああああ!」
「俺の時代!!!!!!!!!!!」
「ががあああああああがふぁ!」
何名かは何をいっているかもはや意味不明である。
「あれ、お前は叫ばないのな・・・」
「ふん、俺は姿を見てから決めるのさ!それが紳士!」
「い、いや、姿みてからとか・・・ぜったい紳士じゃないだろう・・・」
燃えてるときに冷めることをいうのもなんだからここまでしかいわないけどね・・・
「ほら、はいっておいで!!」
教室の扉をあけて一人女の子が入ってくる。
「!?」
それは・・・
「え~と、じゃぁ、自己紹介お願いしますね。」
「ヴィータ、ヴィータ・リ・ルシエ」
彼女を見て、思わずちっさくて生意気そうだけど可愛いとか思ったんだけど・・・
ルシエ・・・と聞いて・・・
気が可笑しくなりそうだった。
「えーと、ヴィータさんはルシエさんの妹さんってことらしいんだけど・・?いいのかな。」
「・・・そうみたいです。」
ヴィータがそう、ぼやいた。
「ええええええええええええええええええええええええええええええええ」
みんな、驚いていた。
そして、僕にあんな妹さんがいるなら教えてくれればよかったのにと誰もが聞いた。
僕は、あんな妹なんて・・・
見たことはなかった・・・
昨日の雨の中・・・
それがはじめて彼女を見た日だったんだ・・・
彼女は一体なにものなんだろう・・・
夏服が似合ってたけど…
それからの授業は、主に彼女のことを考えていた。
休み時間は、女子たちが中心となって彼女に質問をしていた。
まぁ、僕はさっきのあれが本当なら・・・
家で話を聞けるからね。
「おい、お前なんで紹介しないんだ!!!」
さっきから、ずっとこうやって何度も聞いてくるハヤタがいるけどさ・・・
「だから、僕だってしらないんだって!もう・・・」
「嘘だ~、俺に紹介するのがいやで隠してたんだぁ!!」
「・・・まぁ、いたら隠すかもな・・・」
「ほらあああああああああああああ!」
「でも、キャロは教えたろ。ってか勝手に知ったのか・・・」
そう、こいつは勝手に人の家に入ってきて、幼女センサーがするとかどうとか・・・
こいつにはあまり常識が通用しないな。

そんなこんなで授業は終わった・・・
といっても、ほとんど聞いていないんだけどさ。
「じゃぁ、俺部活あるから、じゃぁな。」
「あぁ、サボるなよ」
「さぼんねーよ!」
いつものやりとりのあとハヤタは外へ出て行った。
「・・・今日はいかないから、キャロによろしくね・・・」
「あぁ、わかった。」
その後を追うように理李も教室の外へと出て行った。
「さて・・・僕も帰るかな・・・」
何かを忘れているかのような錯覚が生まれたが・・・
ま、気のせいだよね。

「おい、お前。待てよ。」
教室から出ようとした僕を誰かが掴んだ。


②へと続く。


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