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R.U.K.A.R.I.R.I | くずなほむらがいたら…… その3
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2013.06.17
くずなほむらちゃんがいたら という魔法が
関係ないまどか☆マギカの世界を書いてみました。
その3となります。

いまさらですが、どうしてこんな書き方で始めてしまったんだろうかと思います……。



 ようやくデパートの形が見えてきました。夕暮れ時のせいでしょうか。色鮮やかなライトアップが余計に眩しく見えます。
「さやかちゃんは、何か買いたいものあるのかな?」
「うん? あたし? そうだなぁ、新しい下着とかかねぇ。最近ちょっとね……」
「じゃぁ、古いのアタシにくれよ」
「「ふぇ?」」
 杏子ちゃんの何気ない言葉に思わず、さやかちゃんと声が揃ってしまいました。
 言っている意味がよくわかりませんが、古いのっていうと、それまで履いていたものということでしょうか。そういうことを考えるのは、友だちの中だとほむらちゃんだけの領分だと思っていましたが、杏子ちゃんも同じ世界にいる人なのでしょうか?
 それとも――マミさんの影響でしょうか。
 そういえば、ほむらちゃんもマミさんにあってから何かおかしくなった気がします。急に思い出したかのように神話の伝記を語りだしたり、途端にえっちなことをしだしたり、挙げ句の果てにはお風呂にまで入ってくるようになりました。別にお風呂ぐらい一緒に入っても構わないのですが、鼻血を出した挙句伸びてしまうので遠慮したいのが本心です。介抱するのが面倒くさいわけじゃありませんが、幸せそうなその顔が何だか妙に腹立たしくて――。
 そんなことを思い出していると、さやかちゃんが、
「あんたさ……、何いってんのよ? 頭大丈夫? いい病院紹介しようか? まぁ、ほむらみたいな重症には効かないと思うけど、あんたは大丈夫よね……?」
 杏子ちゃんの両肩に手を置きました。
「はぁ、さやかこそどうかしてるぜ……全く。古着は誰かが使ったほうが有意義だろ? それにさやかの物はアタシのものだって、魂の契約で決まってるのさ、そうだろ?」
 一片の曇もない表情でした。
「あんたさ……、またマミさんに変な話でも聞いた?」
 確かにマミさんが好きそうな話題です。
 人の能力、代価は既に己の魂が指定しているとかなんとか。細かいことはよくわかりません。というかむしろ、ほとんどわかりません。
「ち、ちげぇよ!? ほんとのことだって! なぁ、さやかいいだろう。さやかの下着くれよー。別に匂いをかぐとか、頭にかぶるとか――」
 言葉を続けながら、杏子ちゃんの鼻はぴくぴくと動かしています。こうしているときは大抵変なことを考えているって、さやかちゃんに教えてもらったことがあります。というと、ひょっとして?
「――舐めたりとかしないからさ、なぁーいいだろう」
「「……」」
 案の定、当然のように嬉しそうな顔を杏子ちゃんが見せました。ちょっと知らない人になろうかなぁと仁美ちゃんと思わず視線をかわすと、
「ば、ばばばばばば――」
 黙りしていたさやかちゃんが急に顔を赤らめました。トマトみたいな、ストロベリーみたいな恥ずかしさで一杯な感じで、耳まで真っ赤でした。そういえば、いの一番に怒り出すのになんで今日はどうして静かなんだろうとも思っていたのですが、どうやら気持ちが回転しすぎて前に出てこれなかったようです。
「どうした? さやか。あぁ、あれかアタシの下着でそういうことしたいって? し、しかたねぇなぁさやかは! じゃ、じゃぁ、今脱いでやるよ」
 おもむろにズボンに手をかけようとしたその手と、杏子ちゃんの頭をさやかちゃんが掴みました。綺麗に手が頭を抑えていて、見ているこっちが痛そうです。
「ばかーーーーーーーーーー! な、なんてこというのよあんたは! それに何!? ここで露出狂にでもなる気!? ただの変態じゃない! そ、そんなのはマミさんが許しても、ほむらが許しても、こ、このあたしが許さないわ!!」
「なんで、わたしも入っているのよ」
「うるさい! 黙れ、ほむら!」
「……」
 ほむらちゃんのつまらなそうな顔でこちらを見てきました。私にそんなのを向けられても困ります。
「さやかさぁ、ほら脱ぎたてが一番いいって聞くでしょ? なぁ、ほむら」
 振り向いてみれば、ほむらちゃんが親指をたてていました。
「そういうのは、人目がないような場所で言ってよ! ほら、行くよ! まどか、仁美」
「そ、そうだね、さやかちゃん」
 先に歩き出したさやかちゃんの後を追うように私と仁美ちゃんが続きました。
 後に残されたほむらちゃんたちというと、
「つまり、人目がなければいいってことだよな、ほむら?」
「えぇ、そうね杏子。人目がなければ何でもいいってことよ、杏子」
 聞きたくないようなことを、大きな声で口走っていました。
「「はぁ……」」
 大きなため息が、また揃ってしまいました。今度は仁美ちゃんですら一緒でした。
 その後も杏子ちゃんの暴走っぷりは変わらず、さやかちゃんに制裁を加えられ、やっと静かな日常がかえってきました。ううん、本来静かであってはならない日常が流れてしまいました。
 その影響でしょうか、
「まどか、下着売り場に来たわけだけど、ほら、脱いで? 人目少ないでしょ? わたしが保管するわ。この股の間、それともこの口内の中にね!」
 自信満々な表情をしたほむらちゃんがデパートの下着売り場に到達した途端に、右手を差し出してきました。今まで我慢してきたからここで鬱憤を晴らすつもりなのでしょうか。ほむらちゃんが静かにしていたわけが、やっとここで本領発揮……してほしくなかったです。
 嬉しそうな顔へと変化させるほむらちゃんの手に、私の脱いだ下着を出せということなのでしょうけど、
「ほむらちゃん……だめだよ」
 両手を横に振って拒絶の意志を見せました。
「何、まどか? ひょっとして、ひ、一人で脱げないとか!? そ、それなら私が脱が――」
「はぁ……」
 学校のこともあって、
「あなたって、最低の友だちだったんだね」
 ほむらちゃんが言い終える前に言ってやりました。ほむらちゃんの暴走を止めるにはこれしかありません。前も似たようなことがあったのですが、あのときは確かリボンをあげた気がします。
 大切に使っていると言われたのですが、使っているところを見たことがありません。何に使っているのか想像は付きませんが、恐怖です。だから、下着なんてあげられるわけがありません。ヘタしたら、下着なしで家まで帰らなくては行けない気がしました。
「えっ……?」
 だというのに、
「やだっ、まどかったら、そんなこと言われたら恥ずかしいじゃない」
 なぜかほむらちゃんは、頬を赤らめていました。
「ここでそんな大胆なこというなんて、まどかってばっもう素敵っ!」
「えぇ……!?」
 少しでも勢いを削ろうとした言葉は、
「何驚いているのまどか。だって、最低って言葉は、最も低い姿勢からまどかを覗けるってことでしょ?」
 えっ!? ど、どういう変換原理!? い、意味がわからないよ!
「だから、こうやって――」
「やっ、やめて!」
「スカートをめくって……、痛いわまどか。そんなに殴らなくてもいいじゃない。へるものじゃないわ。それに……いい趣味ね」
 ほむらちゃんの頭を普通に叩いても、スカートから手を離してくれませんでした。むしろ、余計に、
「ほ、ほむらちゃんほんとにやめてくれないかな……? は、恥ずかしいよ……」
「ご、ごめんまどか」
 私の顔を見たほむらちゃんが急に慌てたように離してくれました。今度こそわかってくれたのかなぁ?
「そうね、わたし以外がみるのは許せないわね。今度二人っきりのときに――痛いわまどか。ねぇ? やめてくれないかしら」
 ほむらちゃんが悪いのです。だから、やめません。
「ふ、二人っきりなら恥ずかしくないでしょう? もちろんその先のものも――だから叩かないでまどか。恥ずかしがっているのはわかっているわ」
「もう! 知らない!」
 いうこと聞かないほむらちゃんは大嫌いです。だから、先へ行っちゃいます。いつの間にか、さやかちゃんたちとかなり距離を取られていました。というか、知らない人のような扱いを受けていました。……気持ちはわからなくもないです。
 私もこんな人目を集めるようなことを、
「ま、まどか! ま、待って! わ、わたしはまどかの純白な下着大好きだから!」
 したくありません。だから、ホムラチャンから逃げるように走って、さやかちゃんのところに行くことにしました。こういうときは放置に限ります。
「っ……!」
 ……頬が恥ずかしさからくる熱さで、どうにかなってしまいそうでした。
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